景気敏感な事業で、配当も出す会社
自動防眩ミラーという分野を実質独占し、無借金経営と高い利益率を何十年も保つ規律が最大の強み。ミラーに機能を足し続けることで単価を上げ、置き換えの脅威に対してもカメラ表示ミラーなど自ら次の形を作る。航空機の窓の調光など新領域も育てる、職人気質の独占企業の立ち位置にいる。
後続車のライトのまぶしさを自動で抑える防眩ミラーの製造・販売が収益の柱。この分野で世界シェアの大半を握り、ほぼすべての主要自動車メーカーに供給する。ミラーにカメラ映像や料金所決済、ガレージ開閉などの機能を組み込み、一台あたりの単価を上げてきた。ミラーという定位置を押さえて稼ぐ構造になっている。
自動車の減産は出荷台数を直撃する。長期の構造リスクはミラーそのものの置き換えで、カメラモニターが普及すれば主戦場が揺らぐ。自動車メーカーからの値下げ圧力は常にあり、電子部品のコスト上昇も利益率を削る。一つの製品分野への集中が、強みと裏腹の弱みになる。
配当と自社株買いで還元しつつ、無借金の財務と、ミラーの高機能化、調光技術の新応用に力を入れる経営。自動車生産の波を受けても借金ゼロの財務で揺らがず、実質独占の利益率を守りながら、技術の置き換えに自ら先回りする方針が特徴になっている。
自動車の生産台数と、高機能ミラーの搭載率、技術の置き換えに依存する。世界の自動車生産が活発か、カメラ連動など高機能品の搭載が広がり単価が上がるか、ミラーレス化やカメラ置き換えの流れにどう対応するか、そして調光ガラスなど新事業が育つかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.5B(85%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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