
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
単にエタノールを作るだけでなく、副産物を家畜向けの高たんぱくの飼料や燃料の原料へ高度化し、付加価値を高める転換に取り組む点が最大の特徴。中西部に工場の集まりを持つ。資産を軽くして借入を減らした。汎用のエタノールの大手とは異なる、付加価値の高い副産物と排出の少ない燃料への転換を進める立て直し途上の立ち位置にいる。
米国中西部の工場で、とうもろこしを発酵させて、ガソリンに混ぜる燃料用のエタノールを作るのが事業の柱。これに加え、製造の過程で出る副産物を、家畜向けの高たんぱくの飼料や、燃料の原料になるとうもろこし油といった付加価値の高い製品へ高度化することに力を入れる。第三者を介したエタノールの売買も手がける。近年は工場を絞り、借入を減らした。エタノールと付加価値の高い副産物の販売で稼ぐ構造になっている。
エタノールととうもろこしの価格の差である値ざやは、市況に大きく振られ、縮むと採算が一気に崩れる最大の弱点になる。ガソリンに混ぜる量を定める政策や、排出の少ない燃料の優遇の見直しは、需要の前提を揺らす。とうもろこしの価格の上昇も採算を圧迫する。付加価値の高い飼料への転換が思うように進まなければ、成長の柱を欠く。
配当を出さず、現金を温存しながら、資産を軽くし借入を減らす立て直しの経営。新しい経営陣のもとで、工場を絞り、付加価値の高い飼料や排出の少ない燃料への転換に資源を集中する。値ざやの波に備えて手元の資金を保ちつつ、付加価値の高い副産物という差別化で稼ぐ力を作り直す方針が特徴になっている。
エタノールの値ざやと、政策、副産物への転換に依存する。エタノールの販売価格ととうもろこしの価格の差である値ざやが採算を支えるか、ガソリンに混ぜる量や、二酸化炭素の排出の少ない燃料を後押しする政策が需要を保つか、高たんぱくの飼料への転換が成果を出すか、そして手元の資金を保って立て直しを進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $766M(49%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
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