GTES
Gates Industrial Corporationベルトとホースという、機械に欠かせない消耗品で世界有数の規模とブランドを持つ点が強み。摩耗したら交換が必要なため、稼働する機械が多いほど繰り返し需要が生まれ、収益が安定する。新しい機器向けより交換向けの比率が高く、景気の波を和らげられる。幅広い分野に分散した、専門特化の立ち位置にいる。
機械や車のエンジンの動力を伝えるベルトと、油や水などの流体を運ぶホースの販売が収益の柱。自動車、産業機械、建設機械など幅広い分野に供給する。これらは摩耗したら交換が必要な消耗品で、繰り返し売れる。新しい機器向けに加え、稼働中の機械の交換需要が大きい。動力を伝えるベルト・ホースを幅広く供給して稼ぐ構造になっている。
景気後退で産業機械や自動車の生産が落ちると、新しい機器向けのベルト・ホースの販売が鈍る。原材料となるゴムや化学品の価格上昇を価格に転嫁しきれないと、利益率が圧迫される。電動化でエンジン向けの一部の需要が変わる懸念や、競合との競争も、収益の重しになりうる。ただし交換需要が下支えする。
配当を出さず、利益を交換需要の取り込みと、製品開発、効率的な生産、借入の返済に振り向ける経営。機械の稼働に伴う交換需要という安定した土台を生かし、新しい機器向けの景気の波を和らげながら、原材料費を管理し、幅広い分野への分散で着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
産業機械や自動車の稼働と、交換部品の需要、新しい機器向けの販売に依存する。機械や車が活発に使われ交換需要が増えるか、産業や自動車の生産が活発か、原材料費を価格に転嫁できるか、そして電動化など機器の変化に対応できるかが、業績を左右する大きな前提になる。交換需要が安定した土台になる。
バランスシート (要約)
資産 $7.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.3B(47%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$812M
- 他の流動資産$1.7B
- 固定資産$4.7B
- 流動負債$735M
- 長期借入金$2.2B
- 短期借入金$36M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.4B
- 売上成長率
- 1.0%
- 粗利率
- 39.8%
- 営業利益率
- 13.5%
- 純利益率
- 7.3%
- ROE
- 7.5%
- ROIC
- 6.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $478M
- フリーCF
- $405M
- 営業CFマージン
- 13.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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