INFU
InfuSystem Holdings機器メーカーが売り切って終わるところを、貸し出しから洗浄、点検、請求まで一続きで引き受ける。約840の支払者ネットワークと、米国とカナダの外来がん診療への長年の納入実績は、後から真似しにくい積み上げになっている。
主力のPatient Servicesは、ポンプを貸すだけでなく洗浄と点検、さらに保険会社への請求という病院が面倒がる事務まで引き受ける。2025年はこの部門の売上の約87%ががん治療向けで、内訳は大腸がんが約43%、それ以外のがんが約44%。もう一方のDevice Solutionsは他社の医療機器の物流や修理を代行する。
請求が却下されたり支払いが遅れたりすると、ポンプは患者のもとで動いているのに現金だけ入ってこない状態が生まれる。ポンプという資産を大量に保有する商売なので、稼働が落ちても維持費と減価償却は変わらず残る。
米国とカナダの7拠点という小さな体で運営し、投資はポンプの稼働率と支払者ネットワークの維持に絞っている。Device Solutionsは既にあるPatient Servicesの物流と請求の仕組みを二度使いする形で足された事業だ。
効いてくるのは貸したポンプの台数より、請求が通るかどうかのほうだ。2025年末で契約する第三者支払者の網は約840に達しており、この広さが後から入る会社にとっての壁になると同時に、自社の現金の入りやすさを決めている。
この会社をどう読むか
InfuSystem Holdingsの仕事の大半は、点滴ポンプの周りに集まっている。がんの化学療法などで薬を何日もかけて体に送るポンプを病院や在宅の患者に貸し、洗浄と点検、そして保険会社への請求までを一括で引き受ける。
だから効いてくるのは台数ではなく、請求が通る率になる。2025年末で約840の支払者と契約しており、この網の広さがそのまま現金の入りやすさに変わる。ただし中身の偏りは大きい。Patient Services部門の約87%ががん治療向けで、そのうち大腸がんが約43%を占めるため、この分野の治療のやり方が変われば影響が直に届く。
バランスシート (要約)
資産 $101M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $57M(57%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$33M
- 固定資産$64M
- 流動負債$20M
- 長期借入金$20M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $143M
- 売上成長率
- 6.4%
- 粗利率
- 56.0%
- 営業利益率
- 8.3%
- 純利益率
- 4.6%
- ROE
- 11.6%
- ROIC
- 12.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $24M
- フリーCF
- $24M
- 営業CFマージン
- 17.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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