配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
火災保険のように将来の事故に備えるのではなく、すでに起きてしまった権利の瑕疵を保証するという、時間の向きが逆の保険を売っている。その周りに税務の先送り取引や信託業務を足してきた。
傘下の2つの保険会社ITICとNITICを通じて権原保険を引き受け、保険料と、集めた保険料を運用した収益の両方を得る。あわせて、不動産の売却益への課税を先送りできる交換取引の仲介や、個人向けの資産運用・信託サービスも手がける。
金利が上がって不動産の取引が止まると保険料収入は一気に細り、市況の谷では業績が大きく落ち込みやすい。権利の調査を誤れば、後になって大きな保険金の支払いを抱えるリスクもある。
引き受け審査を堅く保ち、市況の谷でも無理に件数を追わない構えを崩さない。株主には配当を出しているが、周辺事業を広げる速度はあくまで本業を補う範囲にとどめてきた。
保険料収入は住宅や商業用不動産の売買・借り換えの件数についてまわるので、金利が落ち着いて取引が動く環境かどうかが効く。集めた保険料をどう運用したかも、利益の振れ幅に無視できない形で乗ってくる。
資産 $363M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $268M(74%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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