景気敏感な事業で、配当も出す会社
買い手に選ばせる受注型という、量産ビルダーの中では異色の型を半世紀守ってきた点が最大の強み。選んだ家への愛着は解約と値引きを抑え、顧客満足の評判を支える。住宅不足が最も深刻な西海岸に深く根を張り、構造的な需要の上に立つ老舗の立ち位置にいる。
買い手が区画と間取り、内装の仕様を選んでから着工する受注型の戸建て販売が収益の柱。カリフォルニア州など西海岸と南西部が地盤で、初めて買う層向けの価格帯に重心を置く。自社のローン合弁が購入資金を支える。選ばせる体験で値引きを抑え、受注残を着実に完成へ運んで稼ぐ構造になっている。
金利の上昇や雇用不安で買い手が引くと、受注の解約が膨らみ工事中の在庫が重くなる。受注から引き渡しまでの時間差は、市況急変の打撃を増幅する。カリフォルニア州の規制と保険料の高騰は、地盤そのものの逆風になる。完成在庫で勝負する競合の速さに、受注型は機動力で劣る。
配当を払いながら、自社株買いと土地の仕込みに資金を配分する経営。受注残と着工の均衡を保ち、投機的な建て込みを避ける。エネルギー効率の標準装備で差別化し、価格帯の規律を守る方針が特徴になっている。
住宅ローン金利と、西海岸の住宅需給、受注の回復に依存する。金利が買い手の支払い能力を圧迫しすぎないか、慢性的な供給不足の西海岸で需要の底堅さが続くか、受注型ゆえの工期の長さが市況の変化に耐えるか、そして土地の仕込みが採算に合うかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $6.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.9B(58%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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