LPX
Louisiana-Pacific市況任せのパネルだけでなく、ブランドで値段を保てる外壁材を第二の柱に育てた事業の組み替えが最大の強み。木の質感とセメント系より軽く施工しやすい特性で、施工業者と工務店の支持を固めている。市況商品の現金を成長事業に注ぎ込む、転身途上の素材メーカーの立ち位置にいる。
木片を樹脂で固めて作る住宅用の建材の販売が収益の柱。主力は耐久性を高めた外壁材で、ブランド品として高めの価格で売れ、収益の安定源になっている。もう一つの柱は屋根や床に使う構造用パネルで、こちらは市況商品のため価格が大きく上下する。新築住宅と修繕の両方の需要に、北米と南米の工場群から供給して稼ぐ構造になっている。
住宅着工の急減は両事業を同時に直撃する。構造用パネルは市況の振れが激しく、価格急落の年は利益が剥げ落ちる。外壁材はセメント系の強豪との競争で、攻勢を受けると成長の前提が揺らぐ。木材コストの上昇やカナダからの輸入関税も、利益率の重しになりうる。
配当を続けながら、自社株買いと外壁材の工場増強に資金を振り向ける経営。市況の良い年に稼いだ現金を抱え、不況期に備えつつ成長投資の手は緩めない。パネル依存からブランド建材の会社への転身を進める方針が特徴になっている。
米国の住宅着工と、外壁材の販売拡大、パネル市況に依存する。住宅ローン金利が新築需要を冷やしすぎないか、ブランド外壁材が競合素材から客を奪い続けられるか、市況次第のパネル価格がどの水準で落ち着くか、そして工場の増強投資が需要の波と噛み合うかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.7B(66%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$292M
- 他の流動資産$517M
- 固定資産$1.8B
- 流動負債$291M
- 長期借入金$348M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.7B
- 売上成長率
- −7.9%
- 粗利率
- 21.8%
- 営業利益率
- 7.7%
- 純利益率
- 5.4%
- ROE
- 8.4%
- ROIC
- 7.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $382M
- フリーCF
- $91M
- 営業CFマージン
- 14.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $78M
- 配当性向
- 53.4%
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