まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
運転支援の半導体とソフトで早くから市場を築き、多くの自動車メーカーに採用される実績と、蓄積した走行データが強み。カメラ映像の解析という分野で先行し、運転支援から自動運転まで段階的に高度化できる技術を持つ。自動車の知能化という長期の流れの中心に位置し、業界標準に近い立ち位置にいる。
車載カメラの映像を解析し、衝突を防いだり車線を保ったりする運転支援(ADAS)の半導体とソフトの販売が収益の柱。多くの自動車メーカーに、運転支援の頭脳となるチップと、それを動かすソフトを供給する。さらに、より高度な自動運転の技術や、地図データの事業も育てている。自動車の知能化に欠かせない部品を供給して稼ぐ構造になっている。
自動車の生産が落ちたり、在庫の調整が起きたりすると、チップの販売が鈍る。自動車メーカーが運転支援の頭脳を自社開発したり、競合の半導体に切り替えたりすると、採用を失うリスクがある。高度な自動運転の実用化の遅れや、開発費の負担、特定の顧客への依存も、収益の重しになりうる。
配当を出さず、利益を運転支援・自動運転の技術開発と、自動車メーカーとの関係強化に振り向ける成長志向の経営。運転支援で築いた市場と走行データを土台に、搭載率の上昇を取り込みながら、より高度な自動運転へ技術を進め、自動車の知能化という長期の流れで稼ぐ力を高める方針が特徴。
自動車の生産と、運転支援の搭載率、自動運転の進展に依存する。自動車の生産が活発か、一台あたりの運転支援機能の搭載が増えるか、自動車メーカーに採用され続けるか、そしてより高度な自動運転の実用化を進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。搭載率の上昇が成長の土台になる。
資産 $12.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $11.9B(95%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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