MEC
Mayville Engineering単一の工程だけを請けるのではなく、試作から量産、補修部品までを一社で完結させる。専門誌The Fabricatorの集計では、2011年から2025年まで15年連続で全米最大の金属加工業者に挙げられている。
顧客の設計にもとづき、金属の切断や打ち抜き、アルミの押し出し、曲げ、ロボット溶接、塗装、組み立てまでを一貫して請け負う。相手は大型・中型トラック、建設機械、パワースポーツ、データセンター、農機、軍需といった市場の完成品メーカーだ。
顧客の設備投資が止まれば工場の稼働率が落ち、薄い利幅がさらに薄くなる。鋼材やアルミの値上がりを価格へ反映しきれない局面も、受託製造という立場ゆえに繰り返し訪れる。
数十年続く取引を土台に、設計の初期段階から顧客の開発へ入り込む。生産の国内回帰と外注化という流れを取り込みながら、扱える工程の幅を広げてきた。
発注元の生産計画が、そのまま自社の仕事量になる。顧客の製品は3〜5年ごとに設計が更新され、その入れ替えのたびに次の受注が決まっていく。
この会社をどう読むか
Mayville Engineering は自社ブランドの製品を持たない。顧客から図面を受け取り、金属を切り、曲げ、溶接し、塗り、組み立てるところまでを引き受けるのが仕事で、設計だけが依頼主の側に残る。
農機大手ジョン・ディアとの40年を超える取引は、トラクター用の小さなプレス部品ひとつから始まった。それが2025年には五つの市場分野にまたがる $54M 超の売上に育っている。一社との関係がここまで深いのは強みであり、同時に集中の裏返しでもある。
バランスシート (要約)
資産 $564M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $241M(43%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$127M
- 固定資産$435M
- 流動負債$75M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $546M
- 売上成長率
- −6.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −0.7%
- 純利益率
- −1.5%
- ROE
- −3.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $39M
- フリーCF
- $27M
- 営業CFマージン
- 7.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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