まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
同業の多くがドーパミン受容体を標的にする中、ムスカリン性の受容体を二つ同時に働かせて症状を抑えつつ副作用を抑える設計に賭ける。臨床では270人にのべ1,500回超の投与を重ね、忍容性を確かめてきた実績がある。
薬を売って稼ぐ段階にはまだ入っておらず、統合失調症とアルツハイマー型認知症の妄想・幻覚に向けた候補薬ML-007C-MAの開発を軸に据える。承認まで漕ぎ着ければ、自ら販売するか、大手に導出して収益を得る道を見込む。
臨床試験は途中まで良好に見えても最終段階で有効性を示せずに終わる例が多く、候補薬が一本足である分、その失敗はそのまま株価に直結する。研究費を賄う資金は市場からの調達に頼っており、株の希薄化は避けにくい。
精神医学と神経科学の研究者が創業した会社で、開発の優先順位も研究者の目線で決まる。二本の第2相試験を同時に走らせながら、当局との折衝と資金の確保に人と金を集中させている。
進行中のZEPHYR試験とVISTA試験の結果、そして当局の判断に運命を握られる。2026年に統合失調症の結果が、2027年にアルツハイマー型の結果が相次いで出る予定で、この二つの節目を越えられるかで評価が大きく変わる。
資産 $480M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $458M(96%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…