MTSI
MACOM Technology Solutions高周波や光の信号を扱う、特定用途に特化した半導体の専門性が強み。汎用品の価格競争を避け、高い性能が求められる通信や防衛の分野で確かな地位を築いてきた。データ通信の高速・大容量化という長期の追い風を、専門部品で取り込める立ち位置にいる。
高い周波数の電波や、光ファイバーを通る光の信号を扱う特殊な半導体の販売が収益の柱。通信会社のネットワーク機器やデータセンター、衛星、防衛機器などに組み込まれる。大量に作る汎用品ではなく、特定の用途に深く特化した高性能な部品を供給することで稼ぐ構造になっている。
通信会社やデータセンターの設備投資が鈍ると、半導体の需要が落ちる。半導体市況の波で受注が大きく振れることや、技術の世代交代への対応の遅れも、リスクになる。特定の顧客や用途への依存、価格競争も、収益の重しになりうる。
配当を出さず、稼いだ資金を高性能な半導体の研究開発と、買収による技術の取り込みに振り向ける成長志向の経営。汎用品を避けて高付加価値の分野に集中し、技術的な優位を保ちながら高速通信の需要を取り込んで稼ぐ力を高める方針が特徴。
高速通信網やデータセンターへの投資と、防衛予算の動向に依存する。データのやり取りが増えて高速・大容量の通信網が広がる流れをどれだけ取り込めるか、技術的な優位を保てるか、そして防衛・産業向けの需要が、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.3B(63%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$112M
- 他の流動資産$1.1B
- 固定資産$898M
- 流動負債$325M
- 長期借入金$340M
- 短期借入金$161M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $967M
- 売上成長率
- 32.6%
- 粗利率
- 54.7%
- 営業利益率
- 13.4%
- 純利益率
- −5.6%
- ROE
- −4.1%
- ROIC
- 5.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $235M
- フリーCF
- $193M
- 営業CFマージン
- 24.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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