
NFE
New Fortress Energyガスの調達から船での輸送、受け入れ設備、発電までを一社でつなぎ、電力が足りない地域へ丸ごと納めてきた。速さと一貫性が強みだった半面、その設備をすべて自前で持った代償がいまの財務に出ている。
プエルトリコとメキシコで電力公社に天然ガスを長期契約で売り、あわせて発電設備の運転も請け負う。2024年に動き出した洋上の液化設備で自ら液化天然ガスを作り、足りない分は市場から買って埋めている。
借入の利払いを落として債務不履行にあたる状態へ入り、決算書には事業継続への重大な疑義が記載された。2026年3月の合意どおりに再建が進まなければ、法的整理へ移る道も残る。
いまは資産を売って現金を作る局面が続く。2025年にジャマイカ事業を約$960Mで手放し、再建が成立すればブラジル事業も債権者の手に渡る。
収入は少数の大口契約に集中する。2025年12月にプエルトリコ電力公社と結び直した7年の供給契約が、当面の土台になる。液化設備を計画どおり動かし、調達価格と販売価格の差を保てるかが資金繰りに直結する。
この会社をどう読むか
New Fortress Energy が売ってきたのは、ガスそのものよりも「電気が足りない場所へ、短い工期で燃料を届ける速さ」だった。船と受け入れ設備と発電所を自前で一気に並べ、プエルトリコやメキシコの電力公社を長期契約の顧客に取り込んでいった。
その速さの代償が借入で、2026年3月には利払いを落としたまま債権者と再建の枠組みに署名した。合意どおりに進めばブラジル事業は債権者の手に渡り、残った契約と設備で立て直す小さな会社に姿を変える。
バランスシート (要約)
資産 $10.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $183M(2%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$226M
- 他の流動資産$1.1B
- 固定資産$9.2B
- 流動負債$8.7B
- 長期借入金$1.1B
- 短期借入金$6.6B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.5B
- 売上成長率
- −36.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −74.5%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- −11.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$583M
- フリーCF
- −$1.2B
- 営業CFマージン
- −38.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $3M
- 配当性向
- —
NFE の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…