NMAD
Nomad Power Solutions蓄電池の会社としては後発だが、送電網の増強を待たずに運び込める設備という一点に絞っている。ただし社名が示す姿と、いまも臨床試験を続ける中身との間には距離がある。
創業から一度も売上を計上していない。買収した可搬型の蓄電池を、電力需要が急に膨らむ現場へ売る計画だが、収入はこれからで、活動資金は増資でまかなっている。
がんの新薬、陽子線治療の装置、可搬型の蓄電池という三つを同時に抱え、どれも収入を生んでいない。ナスダックの純資産基準を満たせず上場維持で揉めた過去もあり、資金が細れば、どれかを畳む判断が先に来る。
買収と改称で看板を電力へ掛け替えつつ、旧来の新薬と陽子線装置は手放していない。増資で集めた資金を、性格の違う三つの事業に振り分けている。
手元資金と増資の受け皿がすべてに先立つ。会計監査人からは事業を続けられるかに重大な疑義が付いており、蓄電池の受注も新薬の試験も、資金が続く前提の上にある。
この会社をどう読むか
電力設備の会社に見える社名だが、Nomad Power Solutions は少し前までLixte Biotechnologyの名でがんの新薬を開発していた。
2026年7月に、運んで据え付けられる大容量の蓄電池を手がける会社を買い、社名をそちらに合わせた。ただし新薬候補の臨床試験は止めておらず、別に陽子線治療の装置も抱えたままだ。売上は創業以来ゼロで、この三つのどれが本業になるかはまだ決まっていない。
バランスシート (要約)
資産 $13M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $10M(76%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$72K
- 固定資産$8M
- 流動負債$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −62.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$3M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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