NMAX
Newsmax創業者でCEOのクリストファー・ラディ氏の持ち分だけが1株10議決権のクラスA株に組み替えられ、他の株主が持つクラスB株は1株1議決権にとどまる。上場も2025年3月にForm 1-Aによる公開で行い、小口の個人投資家が直接買える形をとった。
放送・配信部門がテレビとネットでニュースを届け、広告料とケーブル事業者からの配信対価を得る。その下にラジオ局、生命保険や年金を扱う代理店、政治や健康の書籍を出す出版社、健康食品の通販、広告戦略の会社という五つの子会社が並ぶ。
特定の政治的立場に視聴が結びついている分、政治情勢が変われば関心の向き先も動く。ケーブルから配信への移行期にあたり、事業者との交渉が長引けば配信対価が細る。上場から日が浅く、費用が収入を上回る年が続く余地も残る。
議決権を創業者に集めたまま外部資金だけを募る設計。2024年の優先株私募から2025年の株式分割と普通株転換まで、資本構成を組み替えながら上場にこぎつけた。
保守層の視聴者をどれだけ引き留められるか、ケーブルや配信の事業者と結ぶ対価交渉、そして広告市況の三つが収入の量を決める。報道以外の子会社群がどこまで足しになるかも読みどころ。
この会社をどう読むか
Newsmaxを見るとき、番組表より先に定款を見たほうが早い。2025年3月の上場に合わせて株式は2種類に分けられ、CEOのクリストファー・ラディ氏側の株だけが1株10議決権のクラスA株になった。外から入る資金はクラスB株、つまり1株1議決権の側に集まる。
事業の姿も報道局のひと言では収まらない。持株会社の下には放送とラジオのほか、保険代理店、出版社、健康商品の販売会社、広告戦略の会社が並び、番組で紹介した書籍や商品を売る流れまでつながっている。ニュース会社としての評価と、この雑多な子会社群の採算とを、切り分けて見る必要がある。
バランスシート (要約)
資産 $240M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $106M(44%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$20M
- 他の流動資産$175M
- 固定資産$44M
- 流動負債$81M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $189M
- 売上成長率
- 10.7%
- 粗利率
- 39.3%
- 営業利益率
- −52.8%
- 純利益率
- −52.6%
- ROE
- −93.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$104M
- フリーCF
- −$107M
- 営業CFマージン
- −55.2%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $915K
- 配当性向
- —
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