OMDA
Omada Healthデジタル健康サービスの多くが数か月で使われなくなる中、人のケアチームを軸に置いた継続率の高さを、査読論文や第三者認証の裏づけとともに前面に出している。
企業の健康保険や保険会社、医療システムと契約し、加入者ひとりあたりの利用料を受け取る。専属のケアチームによる伴走と、体重計や血糖測定器などの接続機器、アプリでの記録を組み合わせ、糖尿病予備群や高血圧、肥満に対応する。
契約企業が福利厚生費を見直せば契約は縮む。効果の早いやせ薬が広がると、生活改善プログラムの出番そのものが問い直される。新規契約の獲得に費用が先行するため、黒字化までの道のりも長い。
継続率という一つの指標を経営の物差しに据え、加入企業や保険会社との契約拡大と、複数の疾患をまたぐ土台づくりを進めている。株主還元にはまだ手が回らない段階にある。
契約先の企業や保険会社が費用対効果を認め続けるかと、加入者が1年、2年と使い続けるかに懸かる。2025年12月時点で心血管代謝プログラムの加入者は12か月後も55%超、24か月後も50%超が利用を続けている。
この会社をどう読むか
Omada Healthを糖尿病や高血圧のためのアプリと説明すると、この会社の勝負どころが抜け落ちる。デジタル健康サービスの多くが数か月で使われなくなる中、ここが売っているのは使われ続けることそのものだ。
体重計や血糖測定器のデータと人のケアチームによる伴走を組み合わせ、2025年12月時点で心血管代謝プログラムの加入者の半数以上が2年後も利用を続けている。やせ薬の普及という追い風とも逆風とも取れる変化に、この継続率がどこまで耐えるかが次の見どころだ。
バランスシート (要約)
資産 $305M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $230M(75%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$222M
- 他の流動資産$51M
- 固定資産$32M
- 流動負債$76M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $260M
- 売上成長率
- 53.2%
- 粗利率
- 65.7%
- 営業利益率
- −4.6%
- 純利益率
- −4.9%
- ROE
- −5.6%
- ROIC
- −4.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $18M
- フリーCF
- $17M
- 営業CFマージン
- 7.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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