ONEW
OneWater Marine一つのディーラーではなく、全米17州95店の販売網と、自社ブランドの部品メーカーまで抱える。地場の一店舗とは仕入れ交渉力からして違い、上位五つのブランドではいずれも最大の顧客になっている。
新艇・中古艇の販売がまず売上を作り、そこに整備や部品、保険・融資の仲介が乗る。T-H MarineとOcean Bio-Chemを傘下に収めてからは、艇に取り付ける部品や薬剤を自社で作って売る事業も加わった。
景気が傷むとまず削られるのが趣味の大型出費で、在庫の艇を抱えたまま値下がりが続くと採算が締まる。買収を重ねてきた分だけ借入も積み上がっており、金利が高止まりする局面では利払いが重い。
2014年の合流以来、35件の買収でディーラーを積み増してきた。直近では販売店そのものより、部品・アクセサリーの作り手を取り込む方向へ軸足を広げている。
余暇に使う高額品なので、消費者の懐具合と借入金利の水準に業績が揺れる。35社を超えるメーカー、50を超えるブランドとの仕入れ関係を保てるかどうかも、販売網の価値を決める。
この会社をどう読むか
フロリダやテキサスの海沿いでボートを買った人は、社名を知らないままOneWater Marineの店に入っているかもしれない。2014年にSingleton MarineとLegendary Marineが合流して生まれ、35件の買収を重ねて全米17州95店に広がった販売網だ。
新艇・中古艇の販売がいまも売上の大半を占めるが、力を入れているのは整備や部品、保険・融資の仲介といった、艇を売った後に生まれる収入だ。景気の波を受けやすい新艇販売と、比較的安定したアフター収入を組み合わせることで、季節や景気の振れをならそうとしている。
バランスシート (要約)
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $285M(20%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$52M
- 他の流動資産$667M
- 固定資産$685M
- 流動負債$631M
- 長期借入金$334M
- 短期借入金$78M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.9B
- 売上成長率
- 5.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −4.6%
- 純利益率
- −6.1%
- ROE
- −40.2%
- ROIC
- −9.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $92M
- フリーCF
- $80M
- 営業CFマージン
- 4.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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