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Personalis患者ごとにゲノム全体を読み取ってから、その人専用の検査を組み立てる方式を採る。治療方針の決定から再発兆候の追跡までを一貫して担う形は、部分的な遺伝子パネルだけを調べる検査会社とは別物だ。
主力は2つの検査である。治療後の血液にごく微量だけ残るがんの兆候(MRD)を捉えるNeXT Personal Dxと、どの治療薬が効きやすいかを調べるNeXT Dx。これを病院と製薬会社に提供して料金を得る。製薬会社からは薬の開発を支える受託検査の収入もある。
保険による支払いが広がらなければ収益は伸びず、精密な検査であるがゆえに1件あたりの費用がかさみ、黒字化までの距離が遠のく。同種のがん遺伝子検査を手がける競合は多く、精度と価格の両面で競争にさらされる。製薬会社からの受託収入は、相手の開発計画の進み具合に振られやすい。
臨床データを学会や論文で積み上げ、それを根拠にメディケアや民間保険の適用を取りにいく順序を守っている。カリフォルニア州フリーモントの自社検査施設で処理能力を増やしながら、製薬会社との受託契約も並行して積み上げる。
医師と患者がこの検査を選ぶかどうかに加え、公的・民間の保険がその検査料を支払うと認めるかに大きく左右される。保険がカバーしなければ、検査自体の精度が高くても普及は進みにくい。
この会社をどう読むか
Personalisの顧客は、患者を診る医師だけではない。新薬を開発する製薬会社という、もう一つの顧客層を併せ持つ会社だ。
医師向けには2つの検査を出している。治療後の血液にわずかに残るがんの兆候を捉えるNeXT Personal Dxと、どの薬が効きやすいかを調べるNeXT Dxだ。製薬会社向けには、新薬の開発を支える受託検査で収入を得る。どちらも患者ごとにゲノム全体を読み取ってから組み立てる。この作り込みの深さが強みであると同時に、1件あたりの費用を押し上げる要因にもなっている。保険がこの検査料をどこまで払うと認めるかが、黒字化までの距離を決める。
バランスシート (要約)
資産 $334M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $261M(78%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$124M
- 他の流動資産$144M
- 固定資産$66M
- 流動負債$40M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $70M
- 売上成長率
- −17.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −126.4%
- 純利益率
- −116.7%
- ROE
- −31.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$75M
- フリーCF
- −$79M
- 営業CFマージン
- −107.6%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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