まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
患者ごとにゲノム全体を読み取ってから、その人専用の検査を組み立てる方式を採る。治療方針の決定から再発兆候の追跡までを一貫して担う形は、部分的な遺伝子パネルだけを調べる検査会社とは別物だ。
主力は2つの検査である。治療後の血液にごく微量だけ残るがんの兆候(MRD)を捉えるNeXT Personal Dxと、どの治療薬が効きやすいかを調べるNeXT Dx。これを病院と製薬会社に提供して料金を得る。製薬会社からは薬の開発を支える受託検査の収入もある。
保険による支払いが広がらなければ収益は伸びず、精密な検査であるがゆえに1件あたりの費用がかさみ、黒字化までの距離が遠のく。同種のがん遺伝子検査を手がける競合は多く、精度と価格の両面で競争にさらされる。製薬会社からの受託収入は、相手の開発計画の進み具合に振られやすい。
臨床データを学会や論文で積み上げ、それを根拠にメディケアや民間保険の適用を取りにいく順序を守っている。カリフォルニア州フリーモントの自社検査施設で処理能力を増やしながら、製薬会社との受託契約も並行して積み上げる。
医師と患者がこの検査を選ぶかどうかに加え、公的・民間の保険がその検査料を支払うと認めるかに大きく左右される。保険がカバーしなければ、検査自体の精度が高くても普及は進みにくい。
資産 $334M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $261M(78%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…