RXT
Rackspace Technology特定の大手の雲に偏らず、複数の基盤を横断して企業のシステムを運用し、専門の人手で支える代行の力が特徴になる。企業が自前で抱えにくい運用の負担を肩代わりする。雲のサービスそのものを持つ巨大な大手とは異なり、その上での運用と保守を代行する立場で、重い借金を抱えながら立て直しに挑むIT サービスの立ち位置にいる。
企業のシステムを、外部の大手の雲の上の基盤や自社のデータセンターで動かし、その設計や移行、日々の運用、保守を代行するのが事業の柱。企業が自前で抱えにくい専門の運用を肩代わりする。大手の雲のサービスの導入を助け、その上で動くシステムを管理する役務も提供する。請け負った運用と保守の契約で稼ぐ構造になっている。
大手の雲のサービスが、運用を簡単にする道具や役務を自ら充実させると、運用の代行の付加価値が薄れる弱点を抱える。価格の競争も激しく、利益率が低い。過去の買収で膨らんだ重い借金は、金利の負担として経営を強く縛る。顧客が自前で運用に切り替えれば、契約が減る。立て直しの遅れが株価に重くのしかかる。
配当を出さず、現金を重い借金の管理と、利益率の高い役務への重心の移しに充てる立て直し期の経営。価格の安い運用から、付加価値の高い設計や移行の支援へ重心を移すことを重んじる。過去の買収で膨らんだ債務を抱えながら、契約の維持と採算の改善で再建を進める方針が特徴になっている。
企業のIT支出と、契約の継続、借金の負担に依存する。企業が雲の上への移行や運用の代行に支出を続けるか、既存の顧客の契約を保ち利益率を改善できるか、大手の雲のサービスを使う中で自社の役務の付加価値を示せるか、そして過去の買収で膨らんだ重い借金の負担に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.8B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益が支払利息に届いていない、借金は本業の稼ぎの約54年分
- 現金・現金同等物$106M
- 他の流動資産$412M
- 固定資産$2.3B
- 流動負債$767M
- 長期借入金$2.7B
- 短期借入金$27M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.7B
- 売上成長率
- −1.9%
- 粗利率
- 18.9%
- 営業利益率
- −3.7%
- 純利益率
- −8.4%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $151M
- フリーCF
- $91M
- 営業CFマージン
- 5.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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