SOTK
Sono-Tek創業者はノズルを発明したハーヴェイ・バーガー博士で、最初の商業化は血が固まらないよう血液検査管の内側を塗ることだった。用途を一つずつ増やしてきた50年分の応用知識が、後発には簡単に真似できない。
顧客の工程に合わせて設計する塗布装置の販売が中心で、ノズルと発振器だけを他社装置に組み込むOEM向けの供給もある。試作段階の顧客のために、少量の受託コーティングも引き受ける。
装置一台の単価が高く、顧客が設備投資を止めれば注文はぴたりと途切れる。用途を分散させたぶん一分野の不振には耐えるが、どの市場も規模は小さく、太い需要の柱が一本もない。
無借金の財務を保ち、その余力を新しい塗布用途の開拓と製品改良に回す。本社と工場をニューヨーク州ミルトンにまとめ、シンガポールに販売と技術支援、広州に応用開発の拠点を置く。
電子部品や医療、燃料電池・太陽電池といった顧客業界の設備投資が、そのまま注文の量になる。海外向けが売上の約4割を占めるため、関税や貿易政策の変更も受注に響く。
この会社をどう読むか
1975年、ニューヨーク州で一人の技術者が超音波ノズルを発明した。最初の用途は、血液検査管の内側に凝固を防ぐ薄膜を均一に塗ることだった。
そこから同じノズルは電子基板のフラックス塗布へ、ガラスの反射防止や耐久コーティングへ、さらに半導体ウエハーの薄膜へと渡っていった。装置屋というより、一つの原理をどこまで別の産業に持ち込めるかを試し続けてきた会社である。用途が増えた分だけ売り先は広がるが、どの用途も市場は小さく、需要の柱が一本立たない。
バランスシート (要約)
資産 $26M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $20M(75%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$7M
- 他の流動資産$15M
- 固定資産$4M
- 流動負債$7M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $21M
- 売上成長率
- 2.0%
- 粗利率
- 50.5%
- 営業利益率
- 8.7%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3M
- フリーCF
- $3M
- 営業CFマージン
- 15.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
SOTK の掲示板
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