
景気敏感な事業で、配当も出す会社
天然色素の調達から配合までを世界規模で握る、数少ない専門メーカーである点が最大の強み。合成着色料を天然に置き換える規制の流れは、技術の蓄積と原料網を持つ同社に直接の追い風になる。製品の顔を決める材料ゆえに顧客は冒険せず、地味だが切られにくい黒子の立ち位置にいる。
食品や飲料に使う着色料と香料、化粧品や医薬品向けの色材の販売が収益の柱。野菜や果物から抽出する天然色素に強く、世界中の食品メーカーに少量ずつ幅広く納める。製品の味や見た目を決める材料のため、一度採用されると切り替えられにくい。原料費に対して付加価値の高い配合技術で稼ぐ構造になっている。
食品業界の減産や顧客の在庫調整が起きると、注文が細る。天然色素の原料は農作物のため、不作や産地の混乱はコストを直撃する。規制の追い風は競合も同じ土俵に呼び込み、価格競争になれば利幅が削られる。健康志向で加工食品そのものが売れなくなる流れは、長期の逆風になりうる。
増配を長く続けながら、天然色素の生産能力と原料調達網への投資を優先する経営。流行を追わず、色と香りという狭い領域の技術を深掘りし続ける。規制対応の需要を確実に取り込み、着実な値上げで利益率を守る方針が特徴になっている。
食品メーカーの生産動向と、天然色素への切り替え需要、原料の調達に依存する。合成着色料の規制で天然への置き換えが進むか、顧客の新製品に配合が採用され続けるか、農産物由来の原料を安定した価格で確保できるか、そして値上げでコストを転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(53%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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