TBCH
Turtle Beach2005年発売のX51は、家庭用ゲーム機で初めてのヘッドセットだった。市場を自ら作った側がいまも首位に居座り、ROCCATとPDPの買収を経て周辺機器ブランドの集合体へ姿を変えている。
ゲーム用ヘッドセットの販売が出発点で、Circana調べでは据え置き機向けの市場シェア首位を16年続けている。買収で品ぞろえをコントローラーやマイク、レース用機器へ広げ、$30前後から$650超まで価格帯を並べて客層を広く取る。
新型ゲーム機が出ない年は、周辺機器の需要そのものが細る。景気が傾けば、必需品ではない買い物から後回しにされる。複数ブランドを抱えた分、統合につまずけば費用だけが残る。
成長は買収で買う方針が続いている。2019年にROCCAT、2024年にPDPを取り込み、レースシミュレーション向け機器という新しい棚にも手を伸ばした。
需要の山は、新型ゲーム機がいつ出るかに合わせて動く。AmazonやWalmartを含む47万5千を超える売り場で棚を取れるかどうかと、部材や輸入にかかる費用も利幅を削る。
この会社をどう読むか
家庭用ゲーム機に挿すヘッドセットという商品は、2005年にTurtle Beachが出したX51から始まった。市場そのものを作った会社が、いまも据え置き機向けで首位を保っている。
そこにROCCATとPDPの買収を重ね、コントローラーやレース用機器まで並べる周辺機器ブランドの集合体になった。ただし需要は新型ゲーム機の出るサイクルに縛られ、機種の切り替わらない年は棚ごと沈む。
バランスシート (要約)
資産 $269M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $128M(48%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$17M
- 他の流動資産$157M
- 固定資産$95M
- 流動負債$88M
- 長期借入金$46M
- 短期借入金$9M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $320M
- 売上成長率
- −14.2%
- 粗利率
- 37.3%
- 営業利益率
- 8.6%
- 純利益率
- 4.9%
- ROE
- 12.2%
- ROIC
- 11.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $35M
- フリーCF
- $34M
- 営業CFマージン
- 11.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
TBCH の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…