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Titan International供給先の市場のそばに自社工場を置いていることを、関税の吹き荒れる環境下での強みだと会社自身が説明する。かつては農業・建設向けが売上の大半だったが、消費者向けを買収で育て、いまや全体の3割近くを占める。
農業機械向けと建設・鉱山機械向けの大型タイヤと車輪を、新車への組み込みと摩耗後の交換の両方で売る。加えてCarlstarやITPのブランドで、パワースポーツや屋外作業機、高速トレーラー用のタイヤも手がける。
2025年12月期は北米・欧州で農業・建設向けの需要が鈍った。売上$1.83Bはほぼ横ばいでも、営業利益は前年から4割近く減っている。固定費が重く、稼働率が落ちれば1割台半ばの粗利率はすぐ痩せる。
2024年2月のTitan Specialty買収で消費者向けを一気に広げ、農業・建設の循環への依存を薄める方向へ事業構成を組み替えている。借入の利息が営業利益を上回る状態で、株主還元より事業の作り替えが先に来る。
農産物の価格と農家の設備投資意欲、建設・鉱山向けの需要、ゴムと鋼材の調達費が業績の振れ幅を決める。摩耗した後の買い替えが下支えになる一方、新車組み込み分は景気の波を素直に受ける。
この会社をどう読むか
Titan Internationalと聞けば、トラクターやショベルカーが履く無骨な大型タイヤを思い浮かべる人が多い。実際2023年まで売上はほぼ農業と建設・鉱山の二つの事業で、消費者向けは1割にも満たなかった。それがこの2年で全体の3割近くまで伸びている。
三本足になって循環の波は多少ならされたが、装置産業としての重さは変わらない。2025年は売上がほぼ横ばいでも、営業利益は4割近く減った。工場の稼働率がわずかに下がるだけで、薄い粗利がそのまま痛む構造は残っている。
バランスシート (要約)
資産 $1.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $514M(31%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$203M
- 他の流動資産$783M
- 固定資産$687M
- 流動負債$428M
- 長期借入金$588M
- 短期借入金$21M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.8B
- 売上成長率
- −0.9%
- 粗利率
- 13.9%
- 営業利益率
- 1.1%
- 純利益率
- −3.5%
- ROE
- −12.3%
- ROIC
- 1.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $30M
- フリーCF
- −$25M
- 営業CFマージン
- 1.6%
- 現金ランウェイ
- 約8年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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