
太陽光資源の豊富なニューメキシコで、州の脱炭素方針と歩調を合わせた再生エネへの移行を進める点が特徴。規制事業ゆえ需要が安定し、移行投資はそのまま収益基盤(認可資産)の拡大につながる。テキサス側では送配電のみを担い発電リスクを負わない。成長余地のある中堅電力の立ち位置にいる。
ニューメキシコ州とテキサス州の一部で電気を発電・送配電し、家庭や企業に供給する料金が収益の柱。規制当局の認可を受けた料金で、地域の電力供給をほぼ独占的に担う。送配電網や再生可能エネルギーの発電への投資に応じた収益を認められる。州の脱炭素方針に沿って太陽光や風力への移行を進めながら、規制された料金から稼ぐ構造になっている。
規制当局が料金の引き上げを認めないと、投資の回収や収益確保が難しくなる。金利の上昇は、多額の設備投資を抱える電力会社の借入負担を重くする。再生エネへの移行で発電所の閉鎖や投資の負担がかさむ局面や、山火事・干ばつなどの気候リスクも、収益の重しになりうる。
安定した配当を続けつつ、再生エネと送配電網への投資、規制当局との料金交渉に力を入れる堅実な経営。州の脱炭素方針に沿った移行投資で認可資産を積み増し、規制下で回収しながら、データセンターなど需要の伸びも取り込んで、料金収入を着実に伸ばす方針が特徴になっている。
規制当局が認める料金と、地域の電力需要、設備投資の回収に依存する。料金改定で投資の回収が認められるか、人口やデータセンターの進出で需要が伸びるか、再生エネへの移行投資を着実に進められるか、そして金利の水準が、業績を左右する大きな前提になる。規制と需要の伸びが収益を左右する。
バランスシート (要約)
資産 $12.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.4B(28%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$18M
- 他の流動資産$546M
- 固定資産$11.5B
- 流動負債$1B
- 長期借入金$5.1B
- 短期借入金$303M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.2B
- 売上成長率
- 9.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 20.4%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- 3.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $584M
- フリーCF
- −$611M
- 営業CFマージン
- 27.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $163M
- 配当性向
- —
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