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強み

信用点数の外にある情報で返済力を測る与信モデルの先行と、審査から契約までほぼ全自動の体験が最大の強み。承認の幅と速さは銀行の自前審査では真似しにくい。信用の薄い層に公正な金利をという旗印を掲げ、与信の常識を書き換えようとする新興企業の立ち位置にいる。

成長ドライバー

個人の無担保ローンを人工知能の審査で組成し、提携の銀行や信用組合、投資家に渡す仲介手数料が収益の柱。学歴や職歴まで含む独自の与信モデルで、従来の信用点数では弾かれる借り手を拾う。自動車ローンや住宅担保にも広げる。貸付を抱えず手数料で稼ぐ建前と、市況次第で在庫を抱える現実が同居する構造になっている。

リスク

金利の急騰期には資金の出し手が消え、取扱が急減した前歴がある。貸し倒れの想定外の上振れは、モデルの信用そのものを傷つける。やむなく自社で抱えたローンは市況の悪化で評価損になる。景気の谷をまだ完全には越えていない与信モデルへの疑念が、常に株価の振れを大きくする。

経営の癖

配当を出さず、資金をモデルの改良と新しいローン商品の開発に投じる経営。市況の谷では費用を絞り、資金の出し手との長期契約で安定を図る。貸付の在庫を抱えすぎない規律を掲げる方針が特徴になっている。

読みの軸

与信モデルの精度と、資金の出し手の継続、金利環境に依存する。人工知能の審査が貸し倒れを想定内に抑えるか、ローンを買う銀行と投資家の資金が市況の波を越えて続くか、金利の低下が借り手の需要と債券側の買い意欲を戻すか、そして新商品の拡大が実るかが、業績を左右する大きな前提になる。

バランスシート (要約)

資産 $3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $799M(27%)。

財務状態スコア
B投資先行

本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階

資産 (合計)
$3B前期比 +25.7%
1,498位 / 4,281社
  • 現金・現金同等物$652M
負債 (合計)
$2.2B前期比 +25.5%
1,366位 / 4,239社
純資産
$799M前期比 +26.2%
1,554位 / 4,239社
自己資本比率の推移
2021
44%
2022
35%
2023
31%
2024
27%
2025
27%

この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。

収益性 (TTM)

売上高
$1B
1,526位 / 3,391社
売上成長率
64.0%
粗利率
—
営業利益率
4.1%
純利益率
5.1%
ROE
6.7%
ROIC
1.3%
売上の5年推移

キャッシュフロー (TTM)

営業CF
−$148M
3,934位 / 4,104社
フリーCF
−$148M
3,071位 / 3,300社
営業CFマージン
−14.2%
現金ランウェイ
約4年
フリーCFの5年推移

配当

無配

配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — Upstart Holdings の提出書類
sodate は米国株を推奨するためのサイトではありません。情報は参考値を含み、投資判断はご自身の責任で行ってください。