UPWK
Upwork10,000を超える技能を130以上の分野で扱い、発注企業は人材紹介会社を通さず個人を直接指名できる。報酬の預かりや検収の仕組みを自前で持つことが、顔の見えない相手との取引を成立させている。
受託会社から取る手数料と発注企業から取る手数料の両建てが中心になる。応札に必要な仮想トークンConnectsの販売、広告枠、会員料、ドル以外での支払いに伴う両替手数料も乗る。2025年の取引総額は$4.0B。
一度つながった相手同士が場の外で直接取引すれば、手数料は入らない。景気が落ちて企業が外部委託を絞れば、取引量はまとめて減る。
個人相手の薄い手数料商売を効率化しながら、Liftedを通じて大企業の契約社員管理という単価の高い領域へ広げる。稼いだ現金は株主還元ではなく事業側に回している。
Marketplaceは受託会社と発注企業の両方を集め続けられるかにかかる。AIによる仕事の自動化は、仲介の需要を削る面と、AI関連の新しい依頼を生む面の両方を持っている。
この会社をどう読むか
Upwork はフリーランス向けの仕事サイトとして知られるが、いま伸ばそうとしているのは別の場所にある。完全子会社のLiftedが担う、大企業の契約社員をまとめて契約・管理・支払いする仕事だ。
本体のMarketplaceは2025年に$4.0Bの取引を通し、180以上の国から10,000を超える技能が集まる規模になった。ただし手数料は一件ごとに薄く、相手同士が場の外でつながれば消える。単価の高いLiftedをどこまで太らせられるかが、いまの分かれ目になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $630M(49%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$294M
- 他の流動資産$656M
- 固定資産$349M
- 流動負債$650M
- 短期借入金$360M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $788M
- 売上成長率
- 2.4%
- 粗利率
- 77.8%
- 営業利益率
- 16.4%
- 純利益率
- 14.7%
- ROE
- 18.3%
- ROIC
- 10.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $248M
- フリーCF
- $242M
- 営業CFマージン
- 31.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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