UTZ
Utz BrandsUtz、Zapp's、Boulder Canyon、Golden Flakeなど買収で集めたブランドを、同じ配送網に乗せて広げてきた。米国のおよそ半数の世帯に自社製品が届いており、中核20州ではブランド塩味スナックの二番手につける。
塩味スナックを八つ(七つへ集約中)の工場で作り、食料品店や量販店、コンビニに届けて売る。配送は約2,500の直販ルート(DSD)と、卸や物流会社を介して約1,100の小売配送センターへ運ぶ経路の二本立てになっている。
大手チェーンとの取引を一つ失うだけでも、影響は長く尾を引く。配達を担う独立事業主(IO)の扱いをめぐる訴訟や、労働者としての区分を変える規制も経営の重荷になりうる。
買った地域ブランドを既存の配送網に乗せて広げるのが基本の手筋。工場を八つから七つへ絞る決断のように、供給網の整理も並行して進めている。
少数の大手食料品チェーンとの取引が売上の多くを支え、ジャガイモや食用油、包装材の価格が原価を動かす。棚を確保するための陳列料や販促費の負担も、利益の出方を決める。
この会社をどう読むか
Utz Brandsは1921年にペンシルベニア州ハノーバーで始まり、100年かけて塩味スナックの棚を取ってきた。強みは味そのものより、作った袋を店の棚まで運ぶ手段のほうにある。
全米に約2,500ある直販ルートを回るのは、自社の社員ではなく担当エリアを持つ独立事業主だ。買収で手に入れた地域ブランドをこの経路にそのまま乗せられるため、規模を足すたびに配送の密度が上がる。裏返せば、配達を担う人々との関係と、大手食料品チェーンの棚の取り合いが、そのまま経営の急所になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $714M(26%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
- 現金・現金同等物$120M
- 他の流動資産$264M
- 固定資産$2.4B
- 流動負債$323M
- 長期借入金$818M
- 短期借入金$31M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.4B
- 売上成長率
- 2.1%
- 粗利率
- 24.9%
- 営業利益率
- 1.4%
- 純利益率
- 0.1%
- ROE
- 0.1%
- ROIC
- 1.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $112M
- フリーCF
- $9M
- 営業CFマージン
- 7.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $22M
- 配当性向
- 2787.5%
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