VEEE
Twin Vee PowerCats船底を二つに分けたカタマラン構造で揺れを抑える設計を1996年の創業から一貫させ、電気推進の実験は本体に吸収させて畑を広げすぎない選択をした。V型船体のBahama Boat Worksを取り込んで、双胴とV型の二枚看板に絞っている。
フロリダ州フォートピアスの自社工場で船体を作る。双胴のTwin Veeと、2025年に取り込んだV型船体のBahama Boat Worksの2ブランドを並べる。北米・ハワイ・豪州の17社の独立販売店を通じて売り、売上のほぼ全てがこの船の販売そのものだ。
船は趣味性の高い高額品で、金利が上がり家計が締まると注文から先に消える。少数の販売店に頼る構造のため、そのうち1社が離れるだけで売上が目に見えて凹む。樹脂や部材の調達費が跳ねれば利幅も薄くなる。
2024年にForza X1の電気ボート生産を止め、合併で完全子会社に取り込んで、独立した会社に電動化を賭けさせる実験をたたんだ。資源は船体づくりへ戻し、工場の拡張と買収ブランドの統合に優先して振り向けている。
レジャー支出に余裕のある個人客の購買力と、上位2社の販売店だけで売上の27%を占める販売網の集中度に業績が振れる。工場を拡張中で、その稼働率をどこまで埋められるかも利益に響く。
この会社をどう読むか
Twin Vee PowerCatsは2024年、電気ボートを担っていたForza X1に生産を止めさせ、11月26日の合併で完全子会社として抱え込んだ。別会社に電動化を賭けさせる実験は、ここで一区切りついた。
代わりに軸足を戻したのが、1996年の創業以来続けてきた双胴のカタマラン船体づくりだ。2025年にはV型船体のBahama Boat Worksを取り込み、揺れにくさで選ばれる客層を二枚看板でつかみにいく、堅実な方向へ舵を切った会社として読める。
バランスシート (要約)
資産 $16M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $13M(83%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$11M
- 流動負債$2M
- 長期借入金$500K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $15M
- 売上成長率
- 3.0%
- 粗利率
- 8.5%
- 営業利益率
- −59.3%
- 純利益率
- −58.1%
- ROE
- −63.9%
- ROIC
- −49.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$9M
- 営業CFマージン
- −46.4%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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