VSNT
Versant Media Group総合娯楽企業の一部門ではなく、政治報道、経済報道、ゴルフ、ジャンル娯楽という四つの分野に絞った局だけを集めて切り出された。映画もテーマパークも抱えないぶん、テレビ事業の損得がそのまま業績に出る。
CNBC、USAネットワーク、ゴルフチャンネル、E!、SYFYといった局を運営し、ケーブル事業者から受け取る配信料と広告収入を柱にする。ゴルフナウやファンダンゴ、ロッテン・トマトといったデジタル媒体も同じ傘の下にある。
ケーブル解約とネット配信への移行は、この会社が抱える局のほとんどに逆風になる。スポーツ中継の放映権は更新のたびに値が上がりやすく、大手グループの後ろ盾を失った分その交渉は重くなる。
株主還元よりも、独立会社としての運営基盤を整えることに資源を割いている段階だ。分離に伴う移行契約の消化と、放送局とデジタル媒体を一体で回す作り込みが当面の仕事になる。
有料テレビの契約世帯がどこまで残るかで配信料が決まり、番組の権利をいくらで確保できるかで費用が決まる。コムキャストとの間に残る移行期間中の契約を、どこまで自前の体制に置き換えられるかも当面の課題だ。
この会社をどう読むか
CNBCの朝の相場番組も、USAネットワークが流すプロレス中継も、2026年からはコムキャストではなくVersantという会社の持ち物になった。
分離は2026年1月2日、ナスダックでの取引開始は1月5日。法人としてはまだ1年生で、政治報道、経済報道、ゴルフ、ジャンル娯楽という四分野の局だけを束ねた作りになっている。映画もテーマパークも持たないぶん逃げ場がなく、ケーブル離れが進む最中にその単一事業で歩き始めたところに、この会社の緊張がある。
バランスシート (要約)
資産 $12.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $10.3B(83%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$55M
- 他の流動資産$2.4B
- 固定資産$9.8B
- 流動負債$622M
- 長期借入金$983M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6.7B
- 売上成長率
- −5.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 19.0%
- 純利益率
- 13.9%
- ROE
- 9.0%
- ROIC
- 8.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2B
- フリーCF
- $1.9B
- 営業CFマージン
- 30.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
VSNT の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…