SIRI
Sirius XM Holdings米国で衛星ラジオをほぼ独占的に運営し、新車への標準搭載という独自の入り口を持つ点が最大の強み。車内では電波の安定した衛星ラジオが強く、独占ゆえ価格決定力もある。会員料という継続収入で安定して稼ぎ、人気のスポーツ中継や独占番組で会員をつなぎとめてきた立ち位置にいる。
衛星を使って全米に音楽やスポーツ、トーク番組を配信する有料ラジオの会員料が収益の柱。新車に標準で搭載され、無料お試しの後に有料会員になってもらう仕組みで、車内を中心に聴かれる。これに、ネット配信の音楽サービスや、広告収入が加わる。独占的な衛星ラジオの会員料を積み上げて、安定して稼ぐ構造になっている。
スマホの音楽・ポッドキャスト配信サービスとの競争で、会員が伸び悩んだり解約が増えたりすると、会員料の積み上げが止まる。新車販売が落ちると新規会員の入り口が細る。車内の娯楽が他のネット配信へ移る長期の流れや、コンテンツの調達コストの上昇も、収益の重しになりうる。会員数の頭打ちが懸念になる。
配当と自社株買いで株主に還元しつつ、会員の維持と、ネット配信・広告事業の強化、独占番組への投資に力を入れる経営。衛星ラジオの独占という強みと新車搭載の入り口を生かし、会員料の安定収入を土台に、ネット配信との競争に対応しながら会員をつなぎとめて稼ぐ方針が特徴。
有料会員の数と、会員の継続、新車への搭載に依存する。新車の販売を通じて新規会員を取り込めるか、無料お試しから有料会員への転換と継続を保てるか、解約を抑えられるか、そしてネット配信や広告で収益を補えるかが、業績を左右する大きな前提になる。会員数の動向が収益の土台になる。
バランスシート (要約)
資産 $27.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $11.6B(42%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$94M
- 他の流動資産$1B
- 固定資産$26.1B
- 流動負債$3.7B
- 長期借入金$8.6B
- 短期借入金$1.1B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $8.6B
- 売上成長率
- −1.6%
- 粗利率
- 52.4%
- 営業利益率
- 17.2%
- 純利益率
- 9.4%
- ROE
- 7.0%
- ROIC
- 5.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.9B
- フリーCF
- $1.2B
- 営業CFマージン
- 22.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $365M
- 配当性向
- 45.3%
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