XRX
Xerox Holdings複写機の代表例だった看板と、全米の保守やサービスの網を抱え、紙の印刷からサービスへ重心を移そうとする点が最大の特徴。印刷機を売るだけの会社とは、転換の度合いが違う。事務の印刷機と関連のサービスを手がける老舗の会社の立ち位置にいる。
事務の印刷機とサービスが事業の柱。事務所で書類を印刷し複写する複合の機械を、企業や役所に売り、あるいは貸す。本体に加え、紙やインク、保守の契約で継続して稼ぐ。さらに、企業の書類の管理や印刷の業務を丸ごと請け負うサービスや、中小の企業向けの情報の支援にも広げる。かつて複写機の代表例だった看板を抱え、紙の印刷の縮小に対し、サービスへ重心を移す。これら印刷機の販売と保守、サービスで稼ぐ構造になっている。
紙の書類が電子に置き換わり、事務の印刷が長い目で減り続ける逆風を抱える。在宅の勤務の広がりも、事務所の印刷を細らせる。買収や立て直しで背負った重い借金が、金利の上昇局面で負担になる。サービスへの転換は、利益に結びつくまで時間がかかる。費用の削減に頼る経営は、いずれ限界が来る。配当を出すが、稼ぐ力の縮小で余力は薄い。
配当を出し、紙の印刷の縮小に対し、費用の削減とサービスへの転換を進める立て直しの経営。印刷機の販売と保守、書類の業務の請負、費用の削減、借金の管理、配当の維持を進める。印刷からサービスへの重心の移しが、運営の中核になっている。
事務の印刷の需要と、保守やサービスの継続、そして経費の削減に依存する。事務所での印刷の需要が大きく落ちないか、保守やサービスの継続の収入を保てるか、書類の業務の請負を伸ばせるか、そして重い費用と借金を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $9.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $444M(5%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$512M
- 他の流動資産$3.1B
- 固定資産$6.3B
- 流動負債$3.2B
- 長期借入金$4B
- 短期借入金$231M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $7B
- 売上成長率
- 12.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −14.7%
- ROE
- −231.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $224M
- フリーCF
- $187M
- 営業CFマージン
- 3.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $57M
- 配当性向
- —
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