ALCO
Alico一つの州で5万エーカー近い土地と、その下の鉱物権までまとめて押さえている会社は多くない。病害という外的な理由で主力事業を捨て、土地の含み価値の実現へ舵を切った経緯も珍しい。
1960年創業のフロリダの会社で、州内8郡に約49,537エーカーの土地と、約44,700エーカー分の石油・ガス・鉱物権を持つ。柑橘の収穫が止まった今後は、土地の売却と放牧・狩猟向けの賃貸、鉱山使用料が収入の中心になる。
金利が高いまま土地の買い手が離れれば、売却で収益を実現する速度が落ちる。繰り返し上陸するハリケーンは保有資産全体に及び、柑橘からの撤退そのものにも一時的な費用がかかる。
2025年1月に戦略転換を掲げ、最大172人の人員削減と柑橘事業の縮小を同時に実行した。残した土地を一度に売らず、開発用途と農業用途に分けて段階的に価値を引き出す方針を取る。
フロリダの土地に買い手がつくかどうかと、開発用地としての許認可の進み方で結果が変わる。会社は保有地の約25%を開発向けに、残る約75%を農業用途に振り分ける方針を掲げている。
この会社をどう読むか
柑橘の木を枯らす病害が何季も続き、Alicoは2025年1月に主力の柑橘事業を畳むと決めた。
2024-2025年の収穫を最後に生産をほぼ止め、最大172人の人員を削減している。残ったのはフロリダ8郡に広がる49,537エーカーの土地と、44,700エーカー分の石油・ガス・鉱物権で、これを売却と賃貸、使用料に変えていくのが次の姿だ。農業会社としてではなく、土地を持つ会社として読み替える局面にある。
バランスシート (要約)
資産 $202M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $103M(51%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$38M
- 他の流動資産$17M
- 固定資産$147M
- 流動負債$6M
- 長期借入金$83M
- 短期借入金$250K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $44M
- 売上成長率
- −5.5%
- 粗利率
- −436.2%
- 営業利益率
- −462.7%
- 純利益率
- −334.3%
- ROE
- −143.0%
- ROIC
- −86.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $20M
- フリーCF
- $15M
- 営業CFマージン
- 45.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $2M
- 配当性向
- —
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