ALDX
Aldeyra Therapeutics一つのタンパク質を狙い撃つ通常の創薬とは違い、炎症やアレルギーの引き金になる反応性の高い分子群を幅広く鎮めるという経路単位の発想を軸に据える。この技術をAbbVieが有償で選択権として押さえている点も、外部からの評価を映す材料になる。
承認された薬はまだなく、収入のほとんどはAbbVieからの契約金に頼る。主力候補の点眼薬レプロキサラップは、ドライアイとアレルギー性結膜炎向けの承認申請を当局に再提出済みだ。AbbVieはこの薬で提携に入るかどうかを判断できる独占的な選択権を持ち、その対価として返還不要の$6Mをすでに支払っている。
ドライアイの薬はすでに複数の競合が承認を得ており、後発として市場に入る難しさがある。再提出という段階にあること自体、一度目の申請でそのまま通らなかった事実を示しており、同じ壁にぶつかる可能性は残る。AbbVieが選択権を行使しなければ、単独での販売体制をゼロから作る必要も出てくる。
AbbVieから受け取った選択権の対価も含め、手元の資金は申請対応と臨床試験に振り向ける。単独販売と提携の両にらみを崩さず、選択肢を残したまま審査の結論を待つ姿勢だ。
当面の分かれ目は、再提出した承認申請が当局を通るかどうかの一点にある。AbbVieが選択権を行使するか、それまで開発資金が持つかも、この一点に連動して動く。
この会社をどう読むか
Aldeyra Therapeutics には承認された薬が一つもない。それでもAbbVieは、この会社の点眼薬を押さえる選択権の対価に$6Mを払っている。
単一のタンパク質を止めるのではなく、炎症やアレルギーの引き金になる反応性の分子群を幅広く鎮める、という経路単位の発想が土台にある。主力の点眼薬はドライアイ向けの承認申請を再提出した段階で、AbbVieはこの薬の提携に進むかどうかを判断する選択権を握ったまま様子を見ている。
バランスシート (要約)
資産 $72M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $44M(61%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$70M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$276K
- 流動負債$28M
- 短期借入金$15M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −76.5%
- ROIC
- −46.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$33M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ALDX の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…