まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
一つの分離の技術を土台に、医療や原子力、半導体という用途の異なる複数の同位体を作れる柔軟さが最大の特徴。一つの同位体に特化する専業の競合と違い、技術を共通の基盤として幅広く応用できる。米国と南アフリカの二つの拠点で、地理的にも分散して生産する。一つの用途に絞る専業とは異なる、技術を基盤に多用途に展開する小型の素材の会社の立ち位置にいる。
独自の気体を使った分離の技術で、特定の元素のうち求められる種類だけを濃く取り出した同位体を作り、売るのが事業の柱。検査や放射線の治療に使う医療向けの同位体、小型の原子炉の燃料となる濃縮したウラン、半導体の製造に使う高純度の同位体など、用途の異なる複数の同位体を一つの技術で作る。米国と南アフリカに製造の拠点を持つ。米国の政府の機関や医療の機関、原子力の関連企業との契約が中心になる。同位体の販売で稼ぐ構造になっている。
独自の技術の商業化が思うように進まず、専業の競合に先を越される弱点を抱える。小型の原子炉の市場の立ち上がりが遅れれば、燃料の同位体の需要が伸びない恐れもある。半導体で、わざわざ高純度の同位体を使わずに済む代替の技術が広まる恐れもある。増資が続けば持ち分が薄まる。南アフリカの拠点の地政学のリスクや、上場の維持の基準も逆風になる。
配当を出さず、現金を独自の技術の量産化と、複数の同位体の開発の同時進行に集中して投じる経営。共同創業者が率いる。増資を受け入れて段階的に資金を集めながら、米国の政府との契約の獲得と、小型の原子炉の市場の立ち上がりに合わせて、段階的に商業化を狙う、深い技術に賭ける新興の会社の運営になっている。
同位体の需要と、技術の量産化、政府の支援に依存する。検査や放射線の治療、小型の原子炉の燃料、半導体といった同位体の需要が伸びるか、独自の分離の技術を量産の規模まで育てられるか、米国の政府の補助金や契約を得られるか、そして増資で開発の資金を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $498M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $204M(41%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約6年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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