
BELFB
Bel Fuse電源・接続・磁気の三分野を一社でそろえているので、データセンター投資と防衛予算という毛色の違う二つの追い風を同時に受けられる。1949年の創業以来、足りない技術は買って埋めるやり方で品目を増やしてきた。
電気を機器が使える形に整える電源部品、機器同士をつなぐコネクタや光ファイバー部品、電流を整える磁気部品の三つを作る。納め先は防衛や商用航空、通信、データセンター、車の電動化と幅広く、2024年11月に約$326Mで買ったイスラエルのEnerconが防衛向けの厚みを足した。
データセンターへの投資が鈍れば、伸びていた電源部品の需要は一気に冷える。買収を重ねてきた分、統合がうまく進まなければのれんの重荷が残り、大口の通信機器の顧客が在庫を絞れば発注も急に減る。
買収を成長の柱に据えており、Enerconの残り2割も2027年初めまでに取得する意向を示している。上場株はBELFAとBELFBの二本立てで、配当を続けながら製品群を買い足していく形が長く続く。
データセンター投資による電源部品の需要と、通信機器や防衛の大口顧客からの発注が業績を大きく動かす。買収したEnerconを含む複数の事業をどれだけうまく束ねられるかも、収益性を左右する。
この会社をどう読むか
データセンターの電源装置にも、防衛機器の配線にも、電気自動車の充電まわりにも、Bel Fuseの部品は入っている。1949年にニュージャージーで生まれた小さな部品屋が、75年かけて電気を通し、守り、つなぐ三分野を抱えるまでになった。
転機は2024年11月、イスラエルのEnerconを約$326Mで買い、防衛・航空向けの電源という新しい追い風をつかんだことだ。地味に部品を作り続けてきた会社が買収で性格を変えつつある、その途中と見るとBel Fuseの動きが読みやすい。
バランスシート (要約)
資産 $935M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $426M(45%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$58M
- 他の流動資産$327M
- 固定資産$550M
- 流動負債$127M
- 長期借入金$198M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $675M
- 売上成長率
- 26.3%
- 粗利率
- 39.1%
- 営業利益率
- 16.4%
- 純利益率
- 9.1%
- ROE
- 14.5%
- ROIC
- 14.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $81M
- フリーCF
- $69M
- 営業CFマージン
- 11.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $3M
- 配当性向
- 5.6%
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