まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
増殖経路の三点を同時に押さえる併用設計で、後期試験の主要評価を明確に達成した臨床の証拠が最大の強み。診断技術の研究から出発した会社らしく、効く患者を見極める検査の発想が開発に組み込まれている。乳がん治療の次の標準を狙う、小さな一番手候補の立ち位置にいる。
まだ製品の売上はなく、開発中のがん治療薬の価値が株価の裏付けになっている。主力候補は、がん細胞の増殖の信号経路を広く抑える飲み薬で、既存のホルモン療法などと組み合わせる三剤併用により、進行した乳がんで病勢の進行を大きく遅らせる結果を後期試験で示した。承認後の販売か大手との提携で開発費を回収する構造を目指している。
開発品が事実上一本のため、審査の遅れや想定外の安全性問題は株価を直撃する。同じ経路を狙う薬は大手も開発しており、発売の前後で競争の地図が変わりうる。販売網をゼロから築く重さは小さな会社に重くのしかかる。売上のない期間の増資は、持分の希薄化を避けられない。
配当はなく、資金のすべてを承認申請と発売準備、適応拡大の試験に投じる開発専業の経営。一本の薬に資源を集中し、提携の選択肢も視野に入れる。試験結果の発表ごとに資金を厚くする機動的な調達が特徴になっている。
承認審査の行方と、併用療法の浸透、資金の確保に依存する。後期試験の結果が規制当局の承認に結びつくか、副作用の管理を含めて腫瘍内科医が併用を採用するか、対象患者の検査と特定が広がるか、そして発売準備の費用を増資と提携で賄えるかが、企業価値を左右する大きな前提になる。
資産 $467M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $101M(22%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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