
CLIR
ClearSign Technologies炎の物理的な形そのものを変えるという発想が、触媒や排ガス再循環で後始末をする既存技術と根本的に異なる。炎に触れずに検知する電気式センサー「ClearSign Eye」も別に育てており、こちらは輸送機械向けにNarion社と組んで応用先を探っている。
主力の「ClearSign Core」は、多孔質セラミックや金属の炎保持具を噴射口から離して置き、炎を短く締めて窒素酸化物の排出を抑える部品。石油精製や上流の油田、化学プラントの燃焼装置に組み込ませ、装置の販売とライセンス料で稼ぐ。
商業化は途上で、研究開発費が収入を上回る年が続いている。精製・化学業界の設備投資が細れば導入の話自体が止まり、増資で株数が増えて持ち分が薄まりやすい。
運転資金の大半を増資でまかない、精製会社での実証を一件ずつ採用実績に変えることへ充てている。手を広げず、産業用の燃焼装置という一つの用途に人と金を集中させる。
精製所や化学プラントが既存の低NOxバーナーやSCR(選択触媒還元)から乗り換える決断をするかで収益が決まる。設備入れ替えは検証に時間がかかり、採用のペースが資金繰りの余裕をそのまま左右する。
この会社をどう読むか
ClearSign Technologies は「排出削減の環境技術会社」と紹介されがちだが、やっていることは一つだけだ。工場の燃焼装置に取り付ける部品で、炎そのものの形を変えている。
多孔質セラミックや金属でできた炎保持具を噴射口から少し離して置くと、炎が短くまとまり、窒素酸化物の排出が減る。賭けているのは石油精製や化学プラントという、装置をすぐには入れ替えない業界で、実証にかかる時間の長さが資金繰りの難しさに直結する。
バランスシート (要約)
資産 $12M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $10M(78%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$955K
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5M
- 売上成長率
- 45.6%
- 粗利率
- 27.2%
- 営業利益率
- −127.5%
- 純利益率
- −105.0%
- ROE
- −57.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$5M
- フリーCF
- −$5M
- 営業CFマージン
- −90.5%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
CLIR の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
