COSM
Cosmos Health他社の薬を運ぶ物流と、自社ブランドを作る工場が同じ会社の中にある。卸の販路に自前の製品を載せられるため、健康食品を売り込むときに新しい取引口座を開く必要がない。
医薬品の総合卸として、処方薬や一般薬、医療機器、健康食品を薬局や販売店へ流す。その一方で欧州のGMP認証と欧州医薬品庁の認定を受けた自社工場を持つ。そこでSky Premium LifeとMediterranationという自社ブランドの健康食品を165品目そろえて売る。薄い利幅と厚い利幅が一社に同居する。
卸は大手との値下げ競争で利幅を削られやすく、健康食品は知名度で先行する競合がひしめく。ジェネリック医薬品から抗がん剤の研究、既存薬の用途転用、遠隔診療まで手を伸ばしており、広げた数だけ人と金が薄まる。
卸を土台に、健康食品、殺菌剤、医療機器、抗がん剤の研究、遠隔診療まで積み上げてきた拡張志向の経営。いまはコスト削減を狙った組織再編を進めており、広げた事業をどう束ね直すかが問われている。
卸は価格競争が前提の薄利事業で、そこで回った現金を自社ブランドの拡販へどれだけ振り向けられるかで成長の速さが決まる。UAEなど湾岸諸国や東欧といった新しい市場では、販路と規制対応を一から積み上げる必要がある。
この会社をどう読むか
Cosmos Healthは医薬品の卸売会社という顔で見られやすいが、稼ぎの構図はもう一段複雑だ。処方薬から医療機器までを運ぶ総合卸である一方、欧州の製造認証を取った自社工場でSky Premium Lifeなどの健康食品を作り、165品目を自ら売っている。
運ぶ側の利幅は薄く、作る側は厚い。この二枚看板の狙いは、卸で回る現金を自社ブランドの拡販に注ぎ込むことにある。ただし殺菌剤や抗がん剤の研究、遠隔診療にまで手が伸びており、進行中の組織再編でその広がりを束ね直せるかどうかが分かれ目になる。
バランスシート (要約)
資産 $65M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $18M(28%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$716K
- 他の流動資産$38M
- 固定資産$27M
- 流動負債$38M
- 長期借入金$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $65M
- 売上成長率
- 19.9%
- 粗利率
- 12.1%
- 営業利益率
- −25.6%
- 純利益率
- −29.3%
- ROE
- −103.9%
- ROIC
- −59.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- −$9M
- 営業CFマージン
- −12.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
COSM の掲示板
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