CSGP
CoStar Group商業不動産で長年蓄積した膨大なデータという、他社が簡単に集められない資産が最大の強み。業者や投資家の業務に組み込まれると切り替えにくく、継続課金が安定して入る。データを軸に賃貸・住宅の物件サイトへ広げ、不動産情報の入り口を握れる立ち位置にいる。
商業不動産の物件・賃料・取引のデータベースを、不動産業者や投資家へ有料で提供する利用料が収益の柱。これに、賃貸物件サイトや住宅検索サイトの掲載料・広告収入が加わる。長年蓄積した膨大な不動産データと、利用者を集めるサイトを軸に、継続課金と広告で稼ぐ構造になっている。
不動産市況の冷え込みで取引や賃貸が鈍ると、データやサイトへの支出が減る。物件サイトの集客には多額の広告投資が要り、その回収が遅れると採算が悪化する。競合の物件サイトとの集客競争や、データの優位が崩れることも、収益の重しになりうる。
配当を出さず、潤沢な利益を物件サイトの集客投資と、買収によるデータ・サイトの拡大に振り向ける成長志向の経営。粘着性の高いデータ事業を土台に、住宅・賃貸サイトへ大きく投資して利用者を囲い込み、不動産情報の支配を広げて稼ぐ力を育てる方針が特徴。
不動産業界のデータ需要と、物件サイトの集客に依存する。不動産業者や投資家がデータに払い続けるか、賃貸・住宅サイトに利用者と掲載を集められるか、新しい物件サイトを成長させられるか、そして不動産市況が、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $10.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $8.3B(79%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$1.6B
- 他の流動資産$486M
- 固定資産$8.4B
- 流動負債$746M
- 長期借入金$993M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.2B
- 売上成長率
- 18.7%
- 粗利率
- 78.9%
- 営業利益率
- −2.2%
- 純利益率
- 0.2%
- ROE
- 0.1%
- ROIC
- −0.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $430M
- フリーCF
- $123M
- 営業CFマージン
- 13.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
CSGP の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
