
CTSO
CytoSorbents薬で炎症を抑えるのではなく、体外に出した血液から有害物質を物理的にすくい取る。抗体もリガンドも使わず、粒の細孔の大きさだけで選り分ける仕組みがこの技術の核にある。
主力のCytoSorbは、透析や人工心肺など病院にすでにある血液ポンプにつなぐカートリッジで、欧州連合の承認のもと70か国以上に出ている。累計30万個以上が使われてきた。
米国ではCytoSorbは今も未承認で、2020年の緊急使用許可も新型コロナの重症者に限られていた。欧州で積んだ実績が米国の売上に変わる保証はない。承認前の赤字が長引けば資金の手当てが重くなる。
一つの粒の技術を、集中治療のCytoSorb、移植用臓器のECOS-300CY、動物用のVetResQへと横に展開してきた。米国とカナダの申請にはFDAのブレークスルーデバイス指定を二件得ている。
集中治療室と心臓外科という限られた現場で、どれだけ標準の手当てとして選ばれるかに売上が乗る。米国とカナダはDrugSorb-ATRの承認待ちで、そこが開けば市場は一段広がる。
この会社をどう読むか
CytoSorbentsが作っているのは薬ではなく、砂粒ほどの多孔質の樹脂を詰めた筒だ。血液をこの筒に繰り返し通すと、炎症を起こす物質や、手術の妨げになる血液をさらさらにする薬が細孔に捕まる。
病院にある透析や人工心肺のポンプにつなぐだけで使えるため、欧州では70か国以上に広がり、累計30万個以上が使われた。ところが本社を置く米国では、この製品はまだ承認されていない。米国向けのDrugSorb-ATRが通るかどうかが、会社の次の段を決める。
バランスシート (要約)
資産 $44M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6M(13%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$14M
- 固定資産$24M
- 流動負債$10M
- 長期借入金$17M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $37M
- 売上成長率
- 4.1%
- 粗利率
- 71.5%
- 営業利益率
- −39.8%
- 純利益率
- −22.1%
- ROE
- −138.9%
- ROIC
- −51.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$12M
- フリーCF
- −$13M
- 営業CFマージン
- −33.4%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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