まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
免疫全体を弱めるのではなく、暴走した免疫だけを選んで抑えるという狙い撃ちの発想が最大の強み。うまくいけば、副作用を抑えつつ自己免疫の疾患を根本から正せる可能性を持つ。多くのバイオが扱う領域とは異なる独自の技術に賭ける、初期段階ゆえの一発勝負の立ち位置にいる。
まだ承認薬がなく売上はほとんどない、研究開発の段階にある会社で、当面の資金は新株の発行と提携先からの支払いで賄う。狙うのは、自分の体を攻撃してしまう免疫の異常な細胞だけを選んで抑え、必要な免疫は残す薬。免疫全体を弱めてしまう従来の薬とは発想が異なる。承認にこぎ着けて販売するか、有望な薬の権利を大手に売ることで、いずれ稼ぐ構造を描く。
主力候補の臨床試験が効き目や安全性で失敗すれば、価値の大半が一度に失われる。承認まで何年もかかる間、新株の発行が繰り返され既存株主の持ち分が薄まり続ける。資金が尽きれば開発が止まる。大手の競合が同じ領域で先に成果を出すことや、株価低迷による上場の維持の不安も重い。
配当を出さず、限られた資金を主力候補の試験と技術の実証に集中させる経営。手元資金の管理を最優先に、提携で開発費の一部を賄う。一本の試験の結果に会社の浮沈を賭ける、典型的な臨床段階のバイオの運営になっている。
主力候補の臨床試験の結果と、手元資金の持ち、提携先との契約に依存する。アレルギーや自己免疫の疾患を狙う候補が試験で効き目と安全性を示せるか、薬が形になるまで資金を保たせられるか、大手との提携で開発費と信用を得られるか、そして独自の技術が実際の患者で通用するかが、株価を左右する大きな前提になる。
資産 $42M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $26M(63%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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