DLTH
Duluth Holdings1989年に建設業の兄弟が、バケツに巻き付けて使う工具入れ「Bucket Boss」を発明したのが出発点。自社開発の丈夫な生地に固有の商品名を付けて売る手法が、他の作業着ブランドとの違いになっている。
主力はウェブサイトと直販カタログで、それを全米63店舗とアウトレット3店舗が補う。Longtail Tシャツ、Buck Naked下着、Fire Hoseパンツと自社開発の生地に固有の名前を付け、流行に左右されにくい定番品を長く売る。
物価高で消費が細ると、必需品ではない中価格帯の衣料から真っ先に削られる。成熟した店舗の売上が伸び悩むところへ新規出店や関税の上振れが重なると、利益は両側から挟まれる。
店舗網の立て直しとオンライン比率の引き上げを、同時に進める段階にある。業績が圧迫されるなかで、在庫と店舗コストの絞り込みが優先課題になっている。
現場で働く客と屋外で過ごす客、双方の財布が緩んでいるかに左右される。在庫を仕込む半年前の需要予測が外れると、値引き販売に追い込まれて利幅が削れる。
この会社をどう読むか
Duluth Tradingの始まりは、建設現場で働く兄弟のいらだちだった。ドライウォール用の五ガロンバケツに工具を放り込んで運ぶことにうんざりし、バケツに巻き付ける頑丈な帆布の工具入れ「Bucket Boss」を考案した。そこから通販カタログが生まれ、いまは男女向けの作業着とアウトドア衣料を売る小売会社になっている。
店舗は全米63店とアウトレット3店にとどまり、主戦場はあくまで自社ウェブサイトでの直販だ。流行り廃りの薄い定番品に絞る一方で、業績の圧迫は近年続いている。店舗網とオンラインのどちらに資源を寄せるか、立て直しの答えはまだ出ていない。
バランスシート (要約)
資産 $403M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $169M(42%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$16M
- 他の流動資産$156M
- 固定資産$231M
- 流動負債$108M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $565M
- 売上成長率
- −9.8%
- 粗利率
- 53.4%
- 営業利益率
- −1.8%
- 純利益率
- −2.9%
- ROE
- −9.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $24M
- フリーCF
- $17M
- 営業CFマージン
- 4.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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