ELWT
Elauwit Connection入居者一人ひとりではなく建物のオーナーと契約するため、住人は入居した時点で接続が使える。同業が40社以上に散らばる細かい市場で、自社が買い集める側に回ることも視野に入れている。
物件のオーナーと5〜8年の契約を結び、住戸数に月額単価を掛けた固定料金を受け取る。工事費をオーナーが払う方式と、自社が設備投資を負担して月額を厚く取る方式の二本立てで、後者は回収が遅いぶん利幅が大きい。
契約が満了して更新されなければ、敷いた設備が回収前に遊ぶ。携帯回線の高速化が進み、建物側で固定回線を用意する意味が薄れれば、提案そのものが通らなくなる。
2025年11月の上場で得た資金を営業と工事に振り向け、見込み案件の積み上げを急いでいる。株主還元より、契約住戸数を増やす支出が先に立つ。
収入は契約済み住戸数の積み上がりで決まるため、営業が取ってきた見込み案件が実際の工事に変わる速度が要になる。設備投資を自社で背負う案件を増やすほど、手元資金の余裕も問われる。
この会社をどう読むか
Elauwit Connectionは2025年11月に上場したばかりの新顔だが、経営陣にとっては二度目の同じ事業だ。前身のElauwit Networksは2018年8月、約$28.6MでBoingoに売られている。同じ客層に同じ商品を売る体制を、新会社として組み直した形になる。
収入は住戸数に月額単価を掛けた単純な形で、契約は5〜8年と長い。だから当面の焦点は、営業が積んだ見込み案件がどれだけ実際の工事に変わるかに絞られる。工事費を自社で負担する案件を増やせば利幅は厚くなるが、そのぶん現金の戻りは遅れる。
バランスシート (要約)
資産 $12M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4M(37%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$2M
- 流動負債$6M
- 長期借入金$996K
- 短期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $22M
- 売上成長率
- 154.5%
- 粗利率
- 18.5%
- 営業利益率
- −17.1%
- 純利益率
- −19.6%
- ROE
- −95.7%
- ROIC
- −45.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −26.4%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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