
EVER
EverQuote自動車保険のネットの取り次ぎに特化しつつ、住宅や生命など複数の保険へ広げ、保険会社と代理店の両方に見込み客を売る点が最大の特徴。見積もりを比べたい利用者と、顧客を取りたい保険会社をつなぐ。同じ保険の比較の場とは異なる、自動車保険を軸にした見込み客の取り次ぎに特化した、ネットの保険の場の立ち位置にいる。
自動車保険を中心に、住宅や生命などの保険の見積もりを比べられるネットの場を運営するのが事業の柱。利用者が無料で見積もりを取ると、その見込み客の情報を、契約を取りたい保険会社や代理店に取り次ぐ。取り次いだ見込み客の数やクリック、電話に応じた手数料が収益になる。検索や交流サイトの広告で利用者を集める。保険の見込み客の取り次ぎの手数料で稼ぐ構造になっている。
自動車保険の会社の損害が悪化すると、広告の予算が一気に絞られ、取り次ぎの手数料が細る弱点を抱える。実際に過去、その局面で業績が苦しくなった。検索の仕組みの変化や、交流サイトの広告の費用の上昇は、見込み客を集める費用を押し上げる。同じ保険の比較の場との競争も激しい。生成人工知能が保険の見積もりを直接答えるようになる恐れもある。
配当を出さず、現金を見込み客の質の改善と、住宅や生命など他の保険への多角化、人工知能の活用に充てる経営。自動車保険の会社の広告の予算の回復を取り込みつつ、市況の波に備えて手元の現金を管理する。自動車保険への集中と、他の保険への広がりの両輪で、取り次ぎの手数料を伸ばす方針が特徴になっている。
保険会社の広告費と、見込み客の集客、市況に依存する。自動車保険の会社が損害の改善とともに広告に予算を割いて新規の顧客を取りに来るか、検索や交流サイトの広告で見込み客を効率よく集められるか、住宅や生命など他の保険へ広げられるか、そして取り次ぐ見込み客の質を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $327M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $238M(73%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$171M
- 他の流動資産$85M
- 固定資産$71M
- 流動負債$87M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $693M
- 売上成長率
- 38.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 8.4%
- 純利益率
- 14.3%
- ROE
- 41.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $95M
- フリーCF
- $90M
- 営業CFマージン
- 13.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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