
EXOD
Exodus Movement秘密鍵を利用者自身に持たせたまま、2025年には自社株までブロックチェーン上のトークンとして保有できる仕組みを用意した。取引所に資産を預からせて稼ぐ会社とは、資産の持ち方の設計そのものが異なる。
収益の大半は、財布の中でひとつの暗号資産を別の暗号資産に両替するときの手数料から来る。近年は自社アプリの外にも交換機能を貸し出すXO Swapを伸ばしており、他社アプリ経由の売上比率は前年の9%から16%まで上がった。
月間の利用者数は1年で35%減っており、相場の停滞が続くと両替の量そのものが細る。$175Mを投じて決済会社Monavate・Baanxを買収する計画も進行中で、統合に手間取れば費用だけがかさむ。
稼いだ資金は株主への配当ではなく買収に振り向けている。2025年にはラテンアメリカの暗号資産決済事業の資産を買い取り、さらに大型の買収も計画に上げた。
利用者数と暗号資産の相場が両替の量を左右し、両替を仲介する複数の外部業者との契約関係にも収益が連動する。
この会社をどう読むか
Exodus Movement は、取引所に頼らず自分で鍵を管理する暗号資産の財布アプリという第一印象で語られる。だが2025年に自社株をソラナのブロックチェーン上でトークン化する制度まで導入しており、単なるアプリ提供者ではなく暗号資産の側に立つ企業だ。
稼ぎの柱は財布アプリの中での両替手数料だが、他社のアプリに交換機能を貸し出すXO Swapの比率が急速に伸び、成長の重心が移りつつある。同時に月間の利用者数は1年で35%減っており、$175Mを投じる決済会社の買収計画がこの落ち込みを補えるかが、次の決算を見るときの分かれ目になる。
バランスシート (要約)
資産 $267M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $247M(93%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$94M
- 固定資産$167M
- 流動負債$7M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $122M
- 売上成長率
- 4.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −9.3%
- ROE
- −4.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$26M
- フリーCF
- −$26M
- 営業CFマージン
- −21.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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