まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
鼻から入れる栄養の管を、放射線の撮影に頼らず磁気の仕組みで位置を確かめながら安全に入れ、肺への誤った挿入を防ぐという用途に絞った点が最大の特徴。幅広い医療機器を扱う大手とは狙う場が違う。栄養を送る管の挿入を安全に導く機器を売る超小型の会社の立ち位置にいる。
栄養を送る管の挿入を安全に導く機器の販売が事業の柱。口から食べられない患者には、鼻から胃や腸へ細い管を入れて栄養を送るが、誤って肺に入ると重い合併症を招く。この管に磁気の仕組みを使い、放射線の撮影に頼らず、看護師が手元の画面で管の位置を確かめながら入れられる機器を作る。本体に加え、使い切りの部品の繰り返しの売上を稼ぐ。集中治療や新生児の現場の病院に納める。これらの機器と部品の販売で稼ぐ構造を描く。
看護師が慣れた従来のやり方を変えにくく、保険の支払いの壁もあって、採用が鈍る弱点を抱える。放射線の撮影や別の確かめ方が、いまの標準として根強い。巨大な医療機器の大手や、栄養の管を扱う大手が同じ市場に乗り出せば、押される。合併で上場して間もなく、増資や新株予約権の重しもある。会社の規模が小さく赤字が続き、株式の併合や増資で持ち分が薄まり、上場の維持も危うい。
配当を出さず、機器の商業化と病院の採用の拡大を優先する経営。合併後の経営者が率いる。機器の商業化と、集中治療や新生児の現場での採用、看護師の習熟の支援、株式の併合や増資による資金繰りの管理を進める。安全に導く機器への集中が、運営の中核になっている。
病院の採用と、部品の繰り返しの売上、競合に依存する。集中治療や新生児の現場の病院がこの機器を取り入れて広げるか、使い切りの部品の繰り返しの売上を積み上げられるか、巨大な医療機器の大手との争いをしのげるか、そして商業化の初期の赤字のなか資金繰りをつなげるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $41M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $33M(81%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…