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Genco Shipping & Tradingばら積みの貨物に特化し、大型と中型の船を組み合わせて鉄鉱石から穀物まで幅広く運ぶ船隊の分散が最大の特徴。海運会社では珍しく借金を大きく減らした健全な財務と、比較的若い高品質な船隊を持つ。採算の分かれ目となる費用の低さで、市況が崩れても粘れる。同業とは異なる、財務の堅さと分散を強みにするばら積み海運の立ち位置にいる。
鉄鉱石や石炭、穀物といった、梱包せずにそのまま船倉に積むばら積みの貨物を運ぶ海運が事業の柱。柱は二つで、鉄鉱石や石炭を運ぶ大型の船と、穀物や鉄鋼製品、セメントを運ぶ中型の船からなる。鉱山会社や鉄鋼、電力の会社などと契約し、船を貸して傭船料を得る。比較的若い高品質な船隊を持つ。市況や期間の契約を組み合わせて運ぶ。船の傭船料で稼ぐ構造になっている。
ばら積みの海運の市況は、中国の鉄鋼や電力の需要に大きく左右され、その減速で運賃が急落する波の大きさが最大の弱点になる。市況が崩れると傭船料が一気に細る。船の燃料費や、環境への規制に応じた改修の費用も重荷になる。同業の海運会社との競争も激しい。市況の悪化に応じて配当を減らす局面もある。地政学のリスクも輸送を揺らす。
配当を出しながら、借金を大きく減らした健全な財務と、比較的若い船隊を保つことを重んじる経営。市況や期間の契約を機動的に組み合わせ、採算の分かれ目となる費用を低く抑える。中国の需要に振られる市況の波に対し、財務の堅さと船隊の分散で乗り切る方針が特徴になっている。
中国の需要と、海運市況、借金の負担に依存する。世界最大の輸入国である中国の鉄鋼や電力の需要が、鉄鉱石や石炭の海上輸送を支えるか、ばら積みの運賃の市況が高く保たれるか、新しい船の納入を予定どおり進められるか、そして借金が少ない健全な財務を生かして波を乗り切れるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $896M(79%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$56M
- 他の流動資産$54M
- 固定資産$1B
- 流動負債$46M
- 長期借入金$189M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $342M
- 売上成長率
- −19.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 2.2%
- 純利益率
- −1.3%
- ROE
- −0.5%
- ROIC
- 0.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $32M
- フリーCF
- $29M
- 営業CFマージン
- 9.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $33M
- 配当性向
- —
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