
HCAT
Health Catalyst汎用の分析ソフト会社と違い、医療という一業種の事情に合わせて基盤を設計し、使いこなす人手の提供までまとめて引き受ける。導入した病院ほど離れにくくなる。
病院の診療・費用・患者データをクラウド基盤Igniteに集約し、月ぎめ・年ぎめの契約で使ってもらう。年間契約額10万ドル超の大口162件に、買収で加わった1,000超の小口顧客が重なる。
病院の経営が苦しくなると、データ分析への支出は削られる側に回りやすい。契約は自動更新ではなく毎年の予算判断にさらされるため、大口が一つ抜けるだけで響きが大きい。
社員が熱意を持てば良い仕事が出て、顧客の改善につながり、それが更新と紹介を生むという循環を経営の骨格に据える。この考え方を「Health Catalyst Way」と呼ぶ。
収入の伸びは、既存の病院がどれだけ更新し契約を広げるかで決まる。Mass General BrighamやUPMCのような大規模ネットワークほど基盤の入れ替えが重く、一度入れば長い代わりに新規開拓は遅い。
この会社をどう読むか
Health Catalyst の年次報告書は、事業の説明より前に「フライホイール」という循環図を掲げ、その中心に社員の熱意を置いている。
実際の商売は、病院にたまった診療・費用・患者のデータをクラウド基盤Igniteに集め、分析できる形に整えて運営や治療の改善に使わせるものだ。Mass General BrighamやUPMCを含む162の大口顧客と、買収で加わった1,000超の小口顧客を抱える。人手による使いこなしの支援まで売るので導入先ほど離れにくい半面、経営の苦しい病院ほどこの支出を先に削るため、更新は毎年の綱引きになる。
バランスシート (要約)
資産 $503M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $246M(49%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約214年分
- 現金・現金同等物$51M
- 他の流動資産$118M
- 固定資産$333M
- 流動負債$90M
- 長期借入金$152M
- 短期借入金$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $311M
- 売上成長率
- 1.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −51.7%
- 純利益率
- −57.2%
- ROE
- −72.4%
- ROIC
- −31.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $731K
- フリーCF
- −$237K
- 営業CFマージン
- 0.2%
- 現金ランウェイ
- 約214年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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