景気敏感な事業で、配当も出す会社
航空機向けの炭素繊維複合材という専門分野で高い技術と実績を持ち、主要な航空機メーカーに採用される点が強み。軽量化と燃費改善という航空機の長期の流れに沿って、新型機ほど複合材の使用が増える。高度な素材ゆえ参入が難しく、防衛や風力など別の用途にも広げられる立ち位置にいる。
軽くて強い炭素繊維を使った複合材(プラスチックと炭素繊維を組み合わせた素材)の販売が収益の柱。金属より軽く頑丈なため、航空機の機体や翼に多く使われ、燃費の改善に貢献する。これに、防衛や、風力発電の羽根などの用途が加わる。航空機を中心に、軽量化を求める分野へ高機能の複合材を供給して稼ぐ構造になっている。
航空機の生産が減ると、複合材の需要が連動して落ち込む。感染症の流行や景気後退で航空機の需要が冷えると、生産が鈍り業績が大きく振れる。特定の航空機メーカーや機種への依存が高く、その生産計画の変更も響く。原材料費の上昇や、製造設備の重さも、収益の重しになりうる。航空機生産の波に弱い。
配当を出しつつ、複合材の技術開発と、生産能力の調整、防衛・産業向けへの展開に力を入れる経営。航空機生産の波で振れる需要に対し、新型機での複合材の採用増という追い風を取り込み、防衛や風力にも広げながら、高い技術で他社との差を保って稼ぐ方針が特徴になっている。
航空機の生産台数と、複合材の採用比率、防衛・産業の需要に依存する。航空機の生産が活発か、新型機で複合材の使用が増えるか、防衛や風力の需要を取り込めるか、そして高機能の複合材で他社に差をつけられるかが、業績を左右する大きな前提になる。航空機の生産が収益の土台になる。
資産 $2.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.3B(46%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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