HYMC
Hycroft Mining買収目的会社として上場した経緯を持ちながら、ネバダに実在する大規模な金・銀鉱床を資産に持つ点で、探鉱段階の会社とは出発点が違う。2023年版の資源量推定を無効にして評価書を出し直したばかりで、休止中でも技術の検証は止めていない。
いまの収入はほぼゼロで、2021年11月に採掘を止め、既存鉱石の処理も2022年末までに終えている。2026年2月に出した新しい資源量の評価書では、硫化鉱は粉砕したうえで加圧酸化にかけ、酸化鉱はヒープリーチで処理するという組み合わせを示した。
採算の合う処理方式が確立できないまま資金が先に尽きれば、鉱床を持ったまま量産に進めない状態が続く。生産による収入がないため資金調達は増資が中心になりやすく、株式の希薄化が繰り返される。
掘らない期間の資金の使い道は、資源量の評価と処理方式の検証という机上の作業にほぼ絞られている。生産による収入が無いため、必要な資金は増資で賄うのが基本になり、株主に返す余力はまだ生まれていない。
提出したばかりの資源量評価が採算の見込める掘り方を示せるか、そして量産再開までの開発資金を増資や借り入れでつなげるかに懸かる。金と銀の相場が高い水準を保つほど、再開の採算ラインは近づく。
この会社をどう読むか
Hycroft Miningは、もとはMudrick Capital Acquisition Corporationという名の買収目的会社(SPAC)だった。合併で手にしたネバダ州の大きな金・銀鉱床は、採掘を2021年11月に、既存鉱石の処理も2022年末までに止めており、いまは掘っていない鉱山会社という状態が続く。
2026年2月には2023年版を差し替える資源量の評価書を提出し、硫化鉱は粉砕して加圧酸化にかけ、酸化鉱はヒープリーチにかけるという処理の組み合わせを示した。量産の再開には、この方式が実際に採算に乗ることの証明と、そこまでの資金をつなぐ増資が欠かせない。
バランスシート (要約)
資産 $263M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $214M(81%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$182M
- 他の流動資産$6M
- 固定資産$76M
- 流動負債$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −19.0%
- ROIC
- −16.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$83M
- フリーCF
- −$83M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
HYMC の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…