KOPN
Kopin他社の多くが大画面や汎用パネルを追うのに対し、指先ほどの小さな画面を、兵士の照準器やコックピットといった過酷な用途向けに磨き込んできた。200件を超える特許を抱え、部品単体売りから、光学とヘッドセットを一体で納める上位の受注へと軸足を移しつつある。
収益の大半は、米軍をはじめとする防衛機関向けに、超小型の表示装置とそれを組み込んだ光学部品一式を納めることで生まれる。兵士が身に着ける照準や暗視の装置、航空機の計器などに使われ、装置そのものの販売と、開発を請け負う契約の両輪で収入を得ている。
国防関連の受注は、単年度ごとの契約更新や政府予算の執行の遅れに業績がそのまま振られやすい。ヘッドセットなど民生向けの市場はかねて期待が先行しており、防衛以外の柱を育てる難しさも残る。表示技術は世代交代が速く、次世代方式への移行に乗り遅れれば優位を失う。
ONE Kopinの名のもとに組織を一本化し、営業と事業開発の体制を統合してきた。防衛・産業・民生の各市場と、表示方式ごとの技術グループを束ね、稼いだ現金は還元より受注の幅を広げる開発へ戻している。
軍の予算配分と防衛機関からの受注が業績の土台になる。2025年には政府から次世代のMicroLED技術の研究開発で助成を受けており、この種の公的資金をどれだけ取り込めるかが、次の量産投資を左右する。
この会社をどう読むか
Kopin は、ディスプレイの部品メーカーという肩書きだけでは実像が見えてこない。取引先の中心が家電量販店ではなく、四十年にわたり装置を納め続けてきた米軍や防衛機関だという点にこそ、この会社の性格が表れている。
指先ほどの大きさに映像を映す技術を、兵士が着ける照準や暗視の装置、戦闘機のコックピットといった、失敗の許されない現場に届けてきた実績が強みだ。2025年には政府から次世代のMicroLED技術の研究開発で助成を受けた。部品を売るだけの立場から、光学部品一式を納める上位の請負へと重心を移そうとしている。
バランスシート (要約)
資産 $108M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $64M(59%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$36M
- 他の流動資産$55M
- 固定資産$17M
- 流動負債$34M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2M
- 売上成長率
- 51.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −643.9%
- 純利益率
- 170.3%
- ROE
- 4.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$16M
- フリーCF
- −$17M
- 営業CFマージン
- −1015.4%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
KOPN の掲示板
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